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IT技術系マネジャー → タクドラ。
ブラックな環境に嫌気がさし、自由なタクドラへ。
全社組織改革活動リーダーを経験したので組織マネジメントには興味があります。英治出版の「ティール組織」はバイブルです。

DAOとは?

DAO(分散型自立組織)とは、
特定の管理者や統率者なしに、組織の意思決定やプロジェクト推進が出来る組織のことです。Web3.0時代のネット上の組織形態として今後増えていきそうですが、
組織形態がティール組織と似ているために混同されそうですが、実は全く別物です。
 

ティール組織との違いは?

そもそもフレデリック・ラルー著の「ティール組織」では、既存の組織を

価値観の進化の過程でマゼンダ、レッド、アンバー、オレンジ、グリーンと分類し、

 

ティール組織は、全く新しい価値観の次世代の組織として紹介しており、

表面上の組織形態で分類はしていないからです。

 

つまり、DAOは組織内の意思決定や運営が透明かつ公平に

行われるようになったために、

既存の組織がネット上に移行しただけのものであり、

 

利便性や将来性はありますが、

組織マネジメントにおけるパラダイムシフトに関しては何ら進化は見られません。

 

表面上の目新しさはありますが、

「次世代型新組織」とは言いすぎのように思います。

 

ティール組織は、既存の組織と比べ

「自主経営」「全体性」「存在目的」の3つのブレイクスルーを果たしており、

 

じっくり比較してみると、ティール組織の「自主経営」の中の

「特定の管理者や統率者がいない」点のみ共通点があることが分かります。

 

DAOのデメリットは?

DAOのデメリットで目に付くのが「意思決定に時間がかかる」という点です。

 

DAOの意思決定は、全員で議論されたうえで、

最終的にガバナンストークン保有者による民主的な投票で決定されます。

 

一見何の問題もないように思われますが、

実際は「反対意見が出てまとまりにくい」、

「正しい意思決定がなされるとは限らない」という懸念がついてまわります。

 

それはティール組織でも同じではないのか?

と思われる方もいるかもしれません。

 

そこがティール組織が「新しい価値観で運営される次世代の組織」

と言われる所以であり、表面に見えにくい工夫があるのです。

 

「意思決定」で、ティール組織が優れているところ

細かな説明は、他の記述と重複するので省略しますが、

下記の点でティール組織はDAOより意思決定において優れています。

多数決より優れた意思決定方法

多数決は、一見公平に見えて常に

「少数派の意見が通らない」というデメリットがあります。

 

また、意見の正当性の確保に時間がかかります。

そのための検討委員会を作り検討したりし出すと、

さらに一部のメンバーの考えで動くようになり権力の集中が起こります。

 

ティール組織は、その欠点を補うために、

「助言プロセス」という仕組みをつくり出しました。

 

関係する周囲のメンバーに説明し意見を聞き、修正する。

それだけです。助言は出来ても周囲に止めることは出来ません。

少数派が挑戦できるのです。

そのプロジェクトが進んでいき、正しかったことが分かれば

反対していた周囲は意見を変えてサポートし出すようになるでしょう。

 

うまく行かなかければ中止すればいいのです。

オーナーの彼は貴重な経験をしたのです。誰も責めません。

組織内メンバー個々の資質の向上

先ほどの「助言プロセス」でも、

その仕組みだけを既存の組織に取り入れてもおそらく機能しないでしょう。

 

考えの違う個人を尊重せず足を引っ張ったり、

派閥ごとに争うような組織環境では全く機能せず、

絵に描いた餅となってしまいます。

 

1 on 1 meetingや研修室で受けるマネジメント研修が役に立たないのと同じです。

 

ティール組織では、新卒/中途採用前後の説明や研修でスクリーミングをかけ、

組織加入後も定期的に全体性や存在目的のための慣行を行って、

日々努力しています。

 

こういった目立たない工夫や努力があってこその仕組みなのです。

まとめ

ティール組織とは、組織マネジメントの発展の潮流を定義した上で、

現時点で最新の組織形態を説明したものであり、

3つのブレイクスルーを持った組織が多いようです。

 

DAOは、Web3.0時代において、

今後増えてくるであろうネット上の組織形態という定義でしかなく、

今後改善され発展していく可能性を秘めています。

 

ティール組織とDAOの共通点は、

「特定の管理者や統率者なしに組織の意思決定やプロジェクト推進が出来る」点だけです。

 

DAOは、従来の組織と何ら変わるところはなく、

「組織内の意思決定や運営が透明かつ公平に行われるようになったため」

統率者なしの運営が可能になっただけです。

 

一方、ティール組織は、3つのブレイクスルー、

社員個々人の能力や組織のしくみを含めた組織全体で

「統率者なしの運営」を可能にしています。

おまけ(Chat GPTとの会話)

Q1:DAOとは?

A1:DAOとは、分散型自治組織(Decentralized Autonomous Organization)の略称です。

これは、ブロックチェーン技術を用いた、分散化された自律的な組織の形態を指します。

 

DAOは、プログラムコードとスマートコントラクトによって管理され、

一般的にはトークンの所有者が投票を行い、意思決定を行います。

 

このように、DAOは中央集権的な管理者を必要とせず、自己運営することができます。

DAOは、さまざまな目的で使用されており、一部の例としては、

分散型投資ファンド、分散型取引所、分散型投票システムなどが挙げられます。

 

DAOは、分散化されたアプリケーションの開発においても使用され、

開発者やユーザーがプラットフォームの方向性について投票することができます。

 

 

Q2:DAOの欠点として意思決定に時間がかかると言われています。

その点で多くのティール組織で用いられている「助言システム」を応用する

試みをされている例はありますか?

 

A2:はい、実際にDAOにおける意思決定の時間の課題に対して、

多くのプロジェクトが助言システムを導入する試みを行っています。

 

例えば、Aragonプロジェクトは、Aragon Courtと呼ばれるシステムを導入しました。

これは、外部の裁判官による判断を受けることができる分散型の紛争解決システムです。

このシステムにより、投票による決定を待たずに、

より迅速かつ効率的な決定を下すことができます。

 

また、Gnosis Safeは、SafeSnapと呼ばれる機能を提供しています。

これは、ユーザーが投票によって意思決定を行う前に、意見を集めることができる機能です。

これにより、意見をまとめてから投票を行うことができるため、

より効率的な意思決定が可能となります。

 

さらに、TE Commonsというプロジェクトは、アドバイザリーコミッティと呼ばれる、

外部の専門家からのアドバイスを受けるためのシステムを導入しています。

これにより、DAOメンバーはより良い意思決定を行うために、

より広範囲かつ深い知識を得ることができます。

 

これらの例からもわかるように、助言システムの導入は、

DAOにおける意思決定の時間課題に対処するための有効な手段であることが示されています。

 

 

Q3:DAOはティール組織の特徴である3つの突破口のうちの1つである

「自主経営」という点でおいてのみティール組織と類似していますが、

残り2つの「全体性」と「存在目的」については何か類似点はありますか?

 

A3:DAOは、ティール組織の特徴である自己経営の突破口をカバーしていますが、

全体性と存在目的については、ティール組織とは異なるアプローチを取っています。

 

全体性については、ティール組織は、組織全体が持つ目的や価値観を共有することで、

個人の自己実現と組織の目的達成を両立させることを目指しています。

一方、DAOは、ブロックチェーン技術を利用して分散的に自律的に運営される組織であり、

目的や価値観を共有することによる全体性は重視されていません。

 

存在目的については、ティール組織は、組織が持つ意義や社会的責任を考慮しながら、

組織が成長することで社会に貢献することを目指しています。

 

一方、DAOは、通常は特定の目的や利益を追求するために設立され、

その目的達成に向けて自律的に運営されます。

 

ただし、DAOにはプログラムコードによって運営されるため、

目的や価値観が事前に定められ、それに基づいて自律的に運営されることが多いため、

これは全体性として捉えることができます。

 

また、一部のDAOでは、社会的責任を果たすことを目的としており、

存在目的として考慮されています。

 

しかし、ティール組織と比較すると、全体性と存在目的については、

DAOとティール組織では異なるアプローチが取られていると言えます。