ティール組織は、引き寄せの法則を実践できる環境
ティール組織が、それ以前の価値観と決定的に違うのは、
「恐れを手放し、信頼を元に成り立つ意識レベル」
に達していることです。
前回書いた引き寄せの法則を実践し、
マイナスの潜在意識を浄化し、
成果を出す人の意識と非常に似ています。
実際にティール組織に属する従業員の何人かは、
引き寄せの法則をマスターした人であり、
周囲の人もその影響を受けて成長していきます。
これほど有益なことが明白なのにティール組織が普及しないのは、
競争社会であるオレンジ組織がマイナス潜在意識を
強烈に植え付けているせいかもしれません。
2025年の壁に向けて一旦まっしぐらに崩壊する方向に進み、
どん底から新しい世界が浮上していくのかもしれません。
プラス思考が根底にあるティール組織
ティール組織で実践している、
プラス思考のコミュニケーション手法は、
SDMI(Solution Driven Method of Interaction)
解決指向の意思疎通法と呼ばれ、
下記のプラス思考の考え方の手法です。
・人を責めない
・ミスを指摘しない
・権力に基づく意思決定がされない
・平等が保たれ、責任感が育まれ、問題の解決を重視する
解決指向とは:
現状を出発点として、未来の解決策を検討する。
状況を改善するには何をすればいいのか、
その実現には誰あるいは何が必要なのかを問う、
楽観的で中立的な手法。
従来の手法は「問題指向」。
問題を精査し原因を探し、その情報に基づいて解決策を講ずる。
責任を負うべき人、排除すべきものを特定する。
英治出版 「自主経営組織のはじめ方」より
アントリッド・フェルメール/ベン・ウェンティング
ティール組織でチームメンバーとマネージャーに
求められているのは、現場で起こっている事象に
効果的に対応できるようになることです。
まずは早期にゴールを設定し、
次にどうすればそこに到達できるかを考えスタートする。
現時点で最善と思われる行動を取りながら考える方が、
解決策はより早くより効率的に見つけられる、と考えます。
問題指向の手法が過去の分析を重視するのに対して、
ティール組織では、現在と未来の状況を分析し、
それに基づいてアクション・プランを立てます。
SDMIの3つの原則
SDMIという手法は下記の3つの原則で運用されています。
一つ一つは当たり前で、普通の企業組織(オレンジ組織)でも
部分的に採用されているので、目新しいことではないかも
しれません。
しかし、これはあくまで方法です。
ティール組織は、現場の状況に応じて様々な手法を組み合わせて
運用しているだけで、
細かくルールが決まっているわけではありません。
明確な目的を持って、本質を理解していないと、
部分的な手法だけを採用しても効果は出ません。
①意識的な選択と責任感
「自分達には、意識的な選択を行う能力があり、
自らの行動に対して責任を負うことが出来る」という前提の下、
自分達で意思決定を行う権限があります。
上司の許可や経営会議で稟議に諮る必要もないのです。
但し、自由と責任は同じコインの裏表であり、
本人に絶対的な責任は付いて回ります。
②敬意
1人ひとりの違いを心から受け入れる。
個人差や役割の違いはあり、全員が平等という意味ではありませんが、
誰もが対等な立場で協働することが出来る。
③プラスのエネルギーを発揮
問題から目を背ける方向でなく、前向きな問題策を検討する。
ティール組織から先は、スピリチュアルと科学は融合する
ティール組織より以前、オレンジ組織は「機械」の組織であり、
合理性や数値分析で判断出来ないものは、今も否定し無視され
続けています。
当然人の感情や直観は無視されています。
ティール組織は、人が持つ「感情」や「直観」を重視します。
スピリチュアル的に単独で認めるのではなく、
矛盾やブラックボックスを合理的につなげる能力を得たことに
よる総合的な結果です。
つまり、「直観」が「論理性」に勝ると認識しているのです。
下記はティール組織からの引用です。
知恵は直感の中に見つかることもある。
直感は、現実における複雑で、曖昧で、
矛盾し、不連続な性質を尊重する。
私たちは無意識のうちに、理性的な心では
思いつかない方法でさまざまなパターンを
見いだしている。
直感は論理的思考と同じく、
訓練によって鍛えることのできる一種の筋肉だ。
私たちが自分の直感に注意を払い、尊重し、
それらが含んでいるかもしれない真実と
指針に問いをぶつければぶつけるほど、
直感的な答えが多く現れる。
フレデリック・ラルー 英治出版「ティール組織」より
多数決と、分析結果で判断するよりも、
矛盾しているものや一見関係性が見られない情報を
「脳裏の空間」にちりばめたままの状態から、
突然アイデアが浮かび上がるときがあります。
ティール組織の組織環境は、その心地良い心理的環境
(心理的安全性の高い状態)を目指しています。
結果的に、人はその心理状態にあると、気持ちが安定し、
「仕事における引き寄せの法則」が成り立ちやすいと
考えます。