モチベーション(動機づけ)について、いろいろと整理されているので
備忘録として綴っていきたいと思います。
経営心理学における動機づけの歴史
1.経済的動機(19世紀、20世紀前半)
要するに「働いてお金を稼ぐため」
最終的には、『生理的な欲求を満たすこと』に結びつく。 (おいしいもの、いい服、いい家、、)
お金はそういう欲求を満たす二次的な価値。
2.親和動機(1930年代ころ)
職場における人間関係を重視。 *ホーソン実験(ホーソン効果)
工場における生産能率や、作業条件は上記のような経済条件なではなく、
むしろ労働者の態度や感情、信念などと関連があり、非公式な組織の
人間関係に大きく影響されることを発見した。
これは、結構有名なのでご存知の方も多いかと思います。
3.達成動機(1950年ころから)
「何かやりがいのあることを成し遂げたい欲求」
仕事を通じて成長したいということですね。
これは今でも主流ですね。会社は成長の場を提供するんだ、ということです。
これらを統合する考え方の一つとして階層性理論というのがあります。
マズローの欲求5段階説はそれですね。
人間の欲求は低次元のものから高次元のものに至る階層性があると。
生理的、安全欲求が満たすのは個体として不可欠。
次に、親和動機のような人間関係的な欲求が出てくる。
ある集団に属して愛情を受けたいとか、他人から認められたいとか。
更に、個々人の自己実現とか成長の欲求が出てくる。
更に更に、実はマズロー説には第6の階層があったという説
もあります。
「共同体発展欲求」です。つまり、組織全体への強烈な当事者意識ですね。
7つの習慣で言うところの「相互依存」の状態です。
面白いのは、低次元の欲求が満たされないと高次元の欲求がなかなか出てきにくいという点です。
そう考えると、自己成長や組織が勝つという欲求は、人間関係的なところが
満たされて出てくるものだという訳です。
しかし、多くの会社が「勝って輪となる(成功して一致する。組織が勝つから人間関係もうまくいく)」
という組織運営をしていないでしょうか?
僕の前職の上司はよく言ってました。外資系だったということもあるかもしれませんが、
実際組織の人間関係は良くなかったです。結局は日本撤退しましたが。。
多くの会社がこの「輪」にするということを軽視した組織運営をしているように思います。
会社として意図的にカルチャーを作っているというよりは、個々の自然発生的な流れに
任せているのではないでしょうか?
幸いなことに、現在の会社は 「輪となって勝てる」要素のある数少ない会社だと思っています。
些細な人間関係や、ある種青臭い交流について、社員が重要性を認識しています。
「輪」となるプロセスを大事に構築し、継続的な成功を続けられる企業にしていきたいと思います。
