サーバントコーチ 世古詞一オフィシャルブログ -個人と組織の変革のヒント -45ページ目

サーバントコーチ 世古詞一オフィシャルブログ -個人と組織の変革のヒント

株式会社サーバントコーチ代表取締役 世古詞一のブログです。


     「わかる」のしくみ

 

  

研修などを行っていて、皆がわかっているのかな?

と疑問に思ったり、自分がわかったつもりでいても、いざアウトプットしようと思うと

中々説明できなかったり、突っ込んだ質問をされるとわかっていなかったりと、

 

「わかっている」が、実は「わかったつもり」になっていることがよくあります。

 

 そんな問題意識から読んでみましたが、この本自体は、文章例はいろいろと出ているものの、
学者っぽい言い回しが多く、少し周りくどい感じがしました。


 
思ったことのまとめを少し。


 
「わかったつもり」とは、当人が「わからない」とは思ってない状態なので、

安定していて、探索や情報収集の必要性を感じていない。つまり「わかったつもり」は「思考停止」状態。

 


そこで、「わかったつもり」からの脱却法

 


■【情報発信側として】相手の「わかったつもり」を防ぐために


 1.勘違いさせないために~(ベクトルの向きのズレを無くす)

   ①相手の知識レベルを知っておく
   ②相手の思考形態を知っておく(論理的?感覚的?悲観的?楽観的?等々)
   ③細かく話して、語られない隙間を与えず、相手の想像力で埋めさせない。言葉を足す。補完する。
   ④理解したことをリピートしてもらう


 
 2.深いレベルで理解してもらうために~(ベクトルの長さと太さを正しく)

   ①相手との知識レベルを共有する。理解するための前提知識の共有
   ②こちらの思考形態を知ってもらう。
   ③例え話を多用する。→話の応用ができ、理解レベルが上がる。
   ④自分の言葉で、例え話や経験談(付加価値)を用いて話してもらう。

 

  

■【情報の受けて】自分の「わかったつもり」を防ぐために

 
 1.自分で5W1Hを用いて質問をしてみる。(なぜそうなったのか?何を意味しているのか)
 2.常に本質を問う(メッセージは何か)
 3.部分間の矛盾を意識的に作り出す。
  (1→2→3→4、、、という話の中で 1→2の間に1.5があるのでは?

    という風に自ら「わからない」状態を創出する)
 4.自分の言葉で、例え話や経験談(付加価値)を用いて話してみる
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あることが「わかる」から、それを使って新しいものを見出すこともでき、


また「わからなくなれる」ことにもなる。そして「よりわかった」状態に至ることもできるのだと思います。

 

 

ちょっと回りくどい話でしたが、
 
無意識の「わかった」は、実は「わかったつもり」が多いので、
意識的な「わかった」(つまり自分の言葉で語れる状態)や「わからない」状態を生み出していきたい。


 

*無意識の「わかった」
 1.文脈の統一感(「~ので~だ」のような順接などの接続詞できちんと繋げて違和感が無い)と
 2.部分の矛盾(「コップが痛がっている」のように、部分的におかしいもの)
   が無ければ、文章として無意識に「わかった」状態になりがち。


 

これらは、このblogを書く際にも、研修を受ける際やプレゼンする際にも、
また、部下を指導する際や本を読む際にも、そして、会社の価値観を語る際にも参考になると思います。

 

 

自分の言葉で意識的に語れなければ、「わかったつもり」のままなのでしょう。

 

アウトプットすることで理解が深まり、気づきが増え、インプットも増えてくる。

 

まさにこれがblogの効用ですね。