それでもなお、人を愛しなさい
この本は著者が大学2年、19歳の時に書いた「リーダーシップの逆説10カ条」。
これは高校の自治活動で活動しているリーダーのために書いた小冊子の一部。
それから25年後、色々な人にこの言葉が知れ渡り、使用されていることを知り、
ついには、1997年マザー・テレサが亡くなってまもなくのこと、
マザー・テレサの本の中に「この言葉」が引用されていたことを知る。
30年かけて、口コミや、紙や、インターネットで知らぬ間に、
ゆっくりと世界中に広まりっていたのだそうです。
この言葉は、一般的な成功に目を向けることではなく、
一つ一つの行動がそれ自体で十分だという「意味」に焦点が絞られている。
完成度の高い言葉なので、ふとした時に振り返ると良いと思います。
******************************************************************
逆説の十ヵ条
1.人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
それでもなお、人を愛しなさい。
2.何か良いことをすれば、
隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。
3.成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
それでもなお、成功しなさい。
4.今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。
5.正直で素直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。
6.最大の考えをもった最も大きな男女は、
最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。
7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。
それでもなお、弱者のために戦いなさい。
8.何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
それでもなお、築きあげなさい。
9.人が本当に助けを必要としていても、
実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
それでもなお、人を助けなさい。
10.世界のために最善を尽くしても、
その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
******************************************************************
自分の行動に対し、評価されたいと誰もが思いますが、誰も評価してくれなくても、
そんなこととは無関係に、私たちは正しいことをしなければなりません。
これは、「自分の問題」であって、「他人の問題」ではない。
他人はきまぐれだし、賞賛を忘れることもあります。
評価されることに自分の意味を見出してしまったら、評価されなければ何もしない
ということになってしまいます。
正しいことや他人を助けることをするということで得られる自分の満足感や充足感は、
人生に「意味」を与えてくれます。
目的思考、意味思考になれれば、目の前の些細なことに煩わされることもなく、
心が解放されていくのだと思います。
【上記の十ヵ条が押し付けがましくて、ピンとこない方は神田昌典さんの訳(今はリンク切れ)をどうぞ】
******************************************************************
1. 人は不合理、わからず屋で、わがままだ。
それでも、愛そうじゃないか。
2. 何か良いことをすれば、自分のためにやったんだと、人はあなたを批判する。
それでも、良いことをしようじゃないか。
3. もしあなたが成功すれば、偽者の友人そして本物の敵が現れる。
それでも、成功しようじゃないか。
4. 今日、行った良いことは、明日には忘れられる。
それでも、良いことをしようじゃないか。
5. 誠実で、そして正直であれば、あなたは傷つくかも知れない。
それでも誠実で、そして正直であろうじゃないか。
6. 大きな理念を抱く大きな人は、小さな心を持つ小さな人に撃ち落される。
それでも大きな理念を抱こうじゃないか。
7. 人は弱者に同情するが、結局、強者になびいていく。
それでも、少数の弱者のために、戦おうじゃないか。
8. 何年もかかって築き上げたものは、一夜にして崩れ去るかも知れない。
それでも、築こうじゃないか。
9. 助けを必要としている人を、本当に助けたら、あなたは攻撃されるかも知れない。
それでも、助けようじゃないか。
10. 持っている最高のものを、世の中に与えたら、自分は酷い仕打ちを受けるかも知れない。
それでも自分の最高のものを、世の中に与えようじゃないか。
****************************************************************