リクルートマネジメントソリューションズが
年4回発行している機関紙『RMS Message
「個と組織を生かす」を探究する』の56号の中で
九州大学大学院の山口裕幸教授が
「心理的安全性を高め、対等な対話で
チームの活力を引き出す」
というテーマで寄稿されていました。
チーム力を開発するための最大のポイントは
チーム内の「対話(ダイアローグ)」にあり、
具体的な2つの方策として
1.1on1ミーティングと
チームミーティングの連結
2.雑談を増やす工夫
を挙げられておりました。
多様性が増している社会環境下では
さまざまな価値観・考え方のメンバーが
一緒に働くのが当たり前になってきています。
誰もが1つの価値観・考え方に従う時代では
なくなり、トップダウンの指示・命令で
チームを動かしていくのが難しくなりました。
そこで、リーダーとメンバーは対等な
立場で意見し合い、リーダーは場の決定に
従うことが大切になってきています。
その際に効果的な施策が
1.の1on1ミーティングと
2.の雑談で、
両方とも心理的安全性を高めて
その雰囲気が、チーム力が高まる
好循環に至る。
というようなことが書かれていました。
まったくもって同感で、
特に私がとても心に響いたのが
ここで言及いただいている、
丁寧な1on1ミーティングが
チームや組織開発につながる
ということです。
以前、よくこんな意見や質問を頂きました。
「上司と部下1:1ではなく、チームで
話した方が効率的じゃないですか?」
「上司と部下の関係が良くても
1on1だと横のつながりが持てないですよね」
確かに、そういう側面もあると思いますが、
基本的には、1対1のコミュニケーションの
あり様が、組織全体につながっていくのだと
改めてその重要性を再認識しました。
★変革のヒント:
丁寧な1対1のコミュニケーションがやがて組織全体に波及する!