No.143 「経験する」ということ | サーバントコーチ 世古詞一オフィシャルブログ -個人と組織の変革のヒント

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株式会社サーバントコーチ代表取締役 世古詞一のブログです。



実は、4~5年前に、1年ほどアトリエに通っていた。


 


主に木炭によるデッサンを。


 


絵を見るのは好きで、もっと理解したい思いが強くなり飛び込んだ。


 


絵を描いて集中できる時間はとても心が安定したし、絵を見る視点もかなり変わった。


 


何事も、自分でやると見る視点も深く奥行きが出て楽しくなる。


 


  


プロ野球を見ていて、何気ないピッチャーの配球に気づかないものだが、


 


江川の解説が入り、「さっきの外のカーブは次の内側の球を活かすための見せ球だった」


 


みたいなことがわかると「おぉ~」などと思い、その奥深さに興味が増す訳です。


 


 

やっている人は、同じものを見ていても切り口が増えるし、気づくし、楽しい。


 


また、難しさの程度などもわかり、その凄さに感動することもできる。


 


自分で実際経験して、考えたり、感じたりする時間を増やすことが


人生の奥行きを深いものにしていく。




 

通勤などで毎日同じ景色を見ていても、そこに「通勤を経験する」という概念を持ち込むと


 


毎日見ているはずの木から、多様な意味や感情を得ることができるだろう。


 


時には、詩的に、哲学的に、科学的に、ビジネス的に、感性的に。




 

「経験する」ことはつまり、「今ここに自分をいさせること」





思考と心と体が全て、今ここにあること、に繋がる。


 


この一年は、特に意識して、そんな経験をしていきたい。