No.136 イラッと来る瞬間 | サーバントコーチ 世古詞一オフィシャルブログ -個人と組織の変革のヒント

サーバントコーチ 世古詞一オフィシャルブログ -個人と組織の変革のヒント

株式会社サーバントコーチ代表取締役 世古詞一のブログです。


今日発売のSPAより。


イラッと来る瞬間ランキング100が載っていて、とても共感してしまった。

------------------------------------------------------------------------

1位 会社のPCがフリーズした


2位 お金を下ろしたいのに、1台しかないATMで長々と振込みしてる人がいる。


3位 駅の改札を通ろうとしたら、前の人が残高不足で立ち往生
 :
 :
6位 作成したPCメールを送ろうとしたその瞬間にうっかり消してしまった。
 :
 :
10位 通勤時間、特急や快速が通過するばかりで、なかなか電車が来ない。
 :
 :
20位 退社時にPCをシャットダウンするはずが、再起動してしまい待たねばならない。
 :
 :
39位 「お世話さまです」を「お世話さまでウS」など、同じ誤変換を何度も繰り返してしまう
 :
 :
52位 「うん。そう。でもですね。」など会社の後輩の警護とタメ口を織り交ぜた話し方
 :
 :
79位 携帯メールを推敲を重ねて送っているのに、まるでそれを読んでいないか
    のような簡単な即返信。

------------------------------------------------------------------------

 

これら、イラッとする原因に2つの挫折があるそうだ

 

 

1つ目は「効率性やスピードに関する予期の挫折」。

現代は、効率性を重視しており、社会構造もそれに従っている。(ATM、自動改札)

 
当然、我々も「効率よくできるはず、できて欲しい」と考える。

 
ところが、ATMで待たされるとその予期が打ち砕かれ、イラッとする。

 

 

2つ目は「配慮に関する予期の挫折」

電車で出口付近に居座ったり、携帯電話で大声でしゃべる。公共のマナーを

 
考えず行動できる人を見て、「こちらの存在を軽んじ、尊重していない」

 
と感じる。お互いが自分だけのことを考えている。

 


 
効率化が進み、オンリーワン願望が強くなり、予期や欲求が高度化されてくる。


つまり、自分を含め人々に期待するレベルが上がってくる。


そうすると、それに対して過敏に反応するようになる。

 
つまり、マナーに対して過敏になってくる。

 
実感として、昔よりマナーに対して社会全体がかなりうるさくなってきたと思う。


つまり、現代は効率性や配慮に対して厳しくなり、予期の挫折についても敏感になっている。


「空気を読む」努力をしている人は、


「空気を読めない」人が許せなくなってきているのです


 KYという言葉が出てきた背景ですね。

 

こんなところにも二極化のうねりが。。

 

効率性や配慮(まぁ、そんな人もいるよね。という感覚を許さないこと)

 
を追い過ぎることと、「幸せ」という感覚は乖離していっている気がしてならない。