No.123 ビジョナリーピープル | サーバントコーチ 世古詞一オフィシャルブログ -個人と組織の変革のヒント

サーバントコーチ 世古詞一オフィシャルブログ -個人と組織の変革のヒント

株式会社サーバントコーチ代表取締役 世古詞一のブログです。

 


久々に読み応えのある本。


丹念に読み込みました。




ビジョナリーピープル/ジェリー・ポラス、スチュワート・エメリー、マーク・トンプソン (著)
NLPトレーナーが語る 個人と組織の変革のヒント


ビジョナリーカンパニーからビジョナリーピープルへ。




永続的な成功をおさめている人の共通項を、地道なインタビューや研究から


導き出した。考え方としては、7つの習慣に似ている。




実際、7つの習慣でいうところの第一の習慣から第三の習慣までの話が


形を変えたくさん出てくる。






ここでの「成功」は、富や名声という従来型の成功ではなく、


個人的な充実感や、達成感や幸福変わらない人間関係などを与えてくれるものである。




ビジョナリーピープルを構成する本質的な三要素がある。








①意義




彼らがみな絶えず取り組んでいること、彼らが共通にもっている価値観があるとすれば


それは、自分の生きがいに対する誠実さである。と。




何かを為そうとすれば、様々な雑音や試練がある。それに立ち向かえるのは


自分の情熱を傾けられるものである。バランスなど考えず、やりたいことをやる。


ちょっと考えてみたい。




「なぜ、今の今、私は生きがいに打ち込んでいないのだろうか?」 




自問してみて欲しい。(本文より)








②思考スタイル




ビジョナリーな人は、失敗を負債と解釈するのではなく、革新的な資産と解釈する。


あらゆる失敗を利用する。そういう思考スタイルを持っている。


つまり、失敗を糧にし成長することに強い関心を持っている。




彼らはリスクに立ち向かい、恐れをまともに感じ、辛らつな批評を受け止め、


失敗から学び、そしてとにもかくにも自分自身の生きがいに打ち込んでいる。






以下、語録。




 カリスマは大義に宿る。


 


 敗者はそれを、失敗だと言い、勝者はそれを学習だと言う。




 人生に必要なものは「情熱、覚悟、能力」だ。




 常に成功の礎になっているのは、自分の目の前にある今の仕事を着実に仕上げる姿勢であって、


 自分にはまだCEOの仕事が与えられていない、 という現実への怒りではない。





 目の前の仕事をお粗末にしたならば、





 その相手は、お粗末な仕事をした経験のある人として記憶されることはない。


           お粗末な仕事をする人間として覚えられてしまうのだ。








③行動スタイル




彼らは、人生の生き方という自身の目標に対して忠実に振舞う


そして意外にも、自分のビジョンに生きる、といったように


自分の仕事に、使命や、大義、天職、高邁な目的といった恐れ多いレッテルを貼った人はいない。


彼らは実際には


「自分目的はきわめて重要で達成しなければなrない、そうするだけの価値がある」


という言い方をする。




また彼らは、論争好きである。論争が協調を生むのだ。


建設的な論争は、継続する望ましい協調態勢を築くプロセスの一環だと考えている。


というのも、それが自分たちを行動に駆り立ててくれるから。








生きがいのある人生を紡ぐために、挑戦や使命感は欠かせない。


また、自分の情熱や目標と相反するものをことごとく、自分の人生から排除しないとだめ。




今一度問うてみたい。




 


「今の今、自分は生きがいに打ち込んでいるのだろうか?」