私のレジデンス賃貸観と亡父の貸家経営観 | トランクルーム投資・コンテナ投資のストレージビジネスは最強の不動産投資

私のレジデンス賃貸観と亡父の貸家経営観

5年前に解体した実家のビル(築55年で解体)

 

こんにちは。

賃貸経営コンサルタント

一級建築士・宅地建物取引士の竹末です。

 

さて、

小生は、実家の貸家経営、ダイワハウス

集合住宅課時代の20年も含め

トータルで50年以上レジデンス賃貸経営に

携わってきました。そういう意味では、

そこら辺の駆け出しの素人不動産投資家

とは訳が違いますし育った環境も違います。

 

わたしの亡父は早めにリタイアし

貸家をそこそこ経営していましたが、

75歳過ぎ頃から、ついに長年の

借家経営に手を上げました。

 

生前、父は私にこんなことを言っていました。

 

「もう貸家経営は面倒くさくなった」

「低所得の入居者に振り回される」

「何十年もやっていると、社会や

経済環境が大きく変わる」

「若い頃はこの商売は良いと思って

やってきたが新しいうちは良かった

けれど、結局、失敗したかな」

 

その後、自分が失敗したことへの

反省からか、彼は空いた部屋の

募集も一切かけないで

全ての貸家の部屋を10年以上

空いたままの状態にし空室だらけの

廃屋建築物にしました。

 

その後を引き継いだ小生は、

自分で購入した物件もありますが、

最終的には、私も父と同じように

レジデンスの管理に手を上げました。

 

そのため、自主管理が継続できなく

なって管理会社に管理を依頼しました。

結果、プレッシャーがなくなり

楽にはなりましたけれど、

良いことばかりではありません。

自分でやっていた時より修繕費の

大家負担増や空室のリスクが発生します。

 

年齢を重ねると身軽に動くことができなくなり、

何れは貸家経営(自主管理)ができなくなります。

いつかは、そういう日が必ず来ます。

 

だから、2代目が若くてしっかりとした意志を

持っていれば別ですが、皆さんが思われている

ほど貸家経営は永遠にできるものではありません。

 

たとえば、私が病院のベッドに寝込む

状態になればこの経営は難しくなります。

必ず体力的な経営の「限界値」と

いうものがあります。

 

それと、30年以上前の昔のアパマン経営は

誰でも(素人)できるという謳い文句で

まだ大変良い時代でもありましたが、

現在の供給過剰の社会環境では、

そんなに良い商売ではなくなってきています。

 

また賃貸市場は少子高齢化や人口減少が進み

今後10年、20年と少しづつ、目に見えない

スピードで経営環境が悪くなってくるでしょう。

 

そのような商売に身を委ねても将来性が

あるとは思えません。不動産会社や建築会社、

投資会社、銀行に儲けさせるだけです。

 

それから、レジデンス経営は冷静な

経営的視点で見てみると、収支効率が

非常に悪くはっきり言って儲かりません。

儲からない事業をやり続けても

先々、不幸になるばかりで

どこかの段階で見切ることが重要です。

 

だから、私は不動産ビジネスの転換を図り

トランクルームやバイク駐車場、コイン

パーキングなど「不動産の隙間」と

言われる、レジデンスに代わる

サブスクリプション型の商売を

スタートさせ、現在は全て軌道に乗せています。

早めに気づき業態転換を図ったのが

成功の要因でした。

 

いずれにしても、

貸家業は状況が悪化する前に

撤退するか、売却等を考えて

早めに処分したほうが良いでしょうね。

 

 

 

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