ご縁というものは、本当に不思議です。
あの頃はあんなに気が合って、頻繁に会っていたのに、今ではまったく音沙汰がない。そんな友人が、一人や二人はいますよね。
一方で、しばらく連絡を取っていなかった友人と、思いがけず再会することもあります。久しぶりなのに、ぎこちなさはなく、自然と会話が弾む。その感覚に、「ああ、ちゃんとご縁は続いていたんだな」と思わされます。
友達というのは、その時々の人生の状況によって、距離が変わるものなのかもしれません。寄っては離れ、離れてはまた寄ってくる。波のように、自然なリズムで。
それは、家族も同じで、あの頃はあんなに仲が良かったのに、今では疎遠になっている家族。そんな関係も、決して珍しくありません。
結局のところ、家族でも友達でも、「今の自分」と波長が合う人だけが、自然とそばに残っていくのではないでしょうか。
どんなに気の置けない友人でも、その関係が一生続くとは限らない。家族だからといって、無理に同じ距離感でい続ける必要もない。
少しドライな考え方かもしれません。それでも、「人間関係とはそういうもの」と受け止められるようになると、心がふっと軽くなります。
去るものを追わず、残ったご縁を大切にする。今の私には、そのくらいの距離感が、ちょうどいいのです。

