開会式を見てから、これはちょっと良くないなと思ったのが第一印象
だったのですが、フランスだからもうちょっと何かあるだろうと思っ
て期待していたのですが。。。 身びいきかもしれませんが、東京大
会の方が見ていて良かったと感じました。（特にピクトグラム体操）
それとあのマスコットキャラ。 大阪のミャクと通じる雰囲気を感じ
てしまうのだが・・・。
ところで、メダルだけでなく、誰かが光るのがオリンピックですね。
オリンピックを見る時、やはりまずは女性選手、次に苦労人の競技を
見てしまいます。
さて、今回のオリンピックでいきなりバズったトルコの銀メダリスで
あるユスフ・ディケッチ選手。 無課金（装備なしの意味か？）おじ
さんと言われているようです。
エアピストルという超マイナーな競技、特に日本では探さないと放送
もみつからないと思うのですが、昔は仲間内とエアガンで撃ち合いを
していた身としては、興味のある競技なのです。
ネットでこのおじさんの競技シーンを見て驚きました。
たしかに銃１丁持っただけでそのまんまコンビニへ買物に行って来る
姿ですね。
回りはおそらくヘッドフォンや専用のグラスをかけているでしょう。
射撃系競技の中には専用の重いジャケット等も装着される事もありま
す。 重さによって、逆に体の動揺を防ぐ事になるのです。
ちなみにこういう装備品は競技前後にチェックされる為、前後どちら
でも引っ掛かれば使用禁止や失格となる厳しいルールがあります。
が、そもそも「使わなければどうという事は無い」 (*´ω`*)ﾖﾕｳｯﾁ
射撃シーンの表情を見ても、選手と言うよりは完全に軍人に見える。
そうだろうなと思いつつ、ちょびっとリンクをたどってみると・・・、
元トルコ国家憲兵隊の下士官で、現在も同組織の運営する射撃クラ
ブに所属しており、退役後も軍組織やトルコの代表として、とんで
もない数の競技会に出場しています。
世界大会や地域大会で金銀銅をジャラジャラ取っている凄い人です。
ただ、オリンピックには北京、ロンドン、リオ、東京、そしてパリ
と５大会出場しているのですが、上位には入ってこず今回初めて銀
に輝いたようです。
しかもどうやら、エアピストル競技のトルコ初メダルのようで、値
千金の銀でしょう。
だから今までオリンピックでは注目されず、また日本でのエアピス
トル競技の放送などもほとんど無かったと思うので、まるでいきな
り出て来た格好良いおじさん選手が銀を取って行ったように見え、
今回のオリンピックで特にバズったのでしょうね。
本当の所は、オリンピックに限って言えば、相当の苦労人だったと
言えるでしょう。
昨日まで知らなかったディケッチ選手、おめでとうございます。
ちなみにポッケに手を入れてという冴羽スタイルも話題になってい
ますが、ひょっとしたらトルコ選手ってそういう流行りなのでしょ
うか？ クラブの方針とか？
手前隣のトルコの女性選手もポッケに手を入れていますね。
おそらく、左腕をナチュラルに固定する事によって、身体の動揺を
防いでいるのではないかと想像しております。 腰に手を当てたり、
ベルトをつかんだりしているピストル射撃の選手は普通におられま
すよ。 格好良いおじさんですが、格好をつけるために冴羽ポーズ
を取っている訳ではないようだなぁと感じました。
トルコ代表としては期待されながら、オリンピックではいつも上位
に入れなかった苦労人が、２０年以上（多分人生の半分くらい）か
けてようやく銀を得たのですから、ただ単に格好良いだけではない
ですね。 いや、格好良いけど。 しかも猫好き。
ちなみにちょこちょこ横に映っている韓国代表キム・イェジ選手。
こっちも格好良いじゃないかよ！
私、失敗しないので、とか言ってそう・・・。
う～ん、撮影やってるなぁ ٩( 'ω' )و
マジこの２人で映画撮れるんじゃないでしょうか。…φ(・ω・ )
この２人を別にしても、日本でも散弾以外の競技射撃ももっと放送
してほしいなぁと思いました。
映像で放送する競技としては、動きが少ないですけど。（；´∀｀)
でもって、あの麻生さんてクレー射撃のオリンピック選手だったん
ですね。
６１のレジェンド。
中国代表世界ランキング１位、２３歳のソン・エイサ選手と試合
後に笑顔で握手する、ルクセンブルグ代表のニー・シャーリエン
選手６１歳。 ルクセンブルグ大公国に帰化した元中国の方です。
清々しいほどの負けっぷりと、その後の爆笑顔。
どっちが勝った選手かわかりゃしない。 o(´∀｀)o
負けて泣く人もいれば、こんな笑顔で孫くらいの相手にぐいぐい
喰い込んでいく人生経験の塊のような選手もいます。
卓球では、２３歳の若さと技術で圧倒できるでしょうが、卓球以
外では６１歳の人生にはかなわないのですよ。(*^ω^*)
（しかも、出自を考えたら大先輩ですし。）
奇跡の１枚
１０００年に１人の・・・、
ちゃうちゃう！ こっちだ！
ブラジル代表ガブリエル・メディーナ選手。 今日初めて知ったけど。
そして、、、奇跡の１枚
こっちも撮れるのは１０００年に１回じゃね？
多分、タヒチの方は一瞬重力が消えたんでしょうね。
飛んだメディーナ選手も超絶エンターティナーなのでしょう。
そして、撮影した方も名カメラマンですね。
何より、オリンピックでこれが許され、また喝采を送る国民性。
素晴らしいリスペクトだと思います。
波の方向とメディーナ選手の向いている方向から見て、選手の乗
っている波よりも沖の方から撮影していますね。
さざ波サーファーも、次はこのジャンプに挑戦してほしいなぁ。
８月５日追記
浜方向から見たらこんな感じのようですね。
ギリギリまで空中姿勢を保っていたみたいなので、着水時に痛く
なかったかなと心配になりました。
