私はサンフランシスコの、アメリカのIT企業で働いていた時期がある。
日本人なんて私くらい。
エンジニアの方にひとりいたかな、とかそんな程度。
そこがとにかくブラックだった。
いや、私がいた部署だけがブラックだった、の方が正確かな。
私はファイナンスとセールスを担う感じの部署にいたんだけど、
こういうソフトウェア(を作ってる会社だった)は、
世界中でオンラインで売られ、買われるわけですよ。
1年365日、世界のどこかの国の誰かに。
オーダーが入って、それをプロセスしなければならないのが、
私の所属している部署の仕事だった。
つまり、アメリカにいながら!アメリカの企業だというのに!
クリスマスもサンクスギビングも独立記念日も正月も、
その日入ってきたオーダーをプロセスするために、
なんとずっと出勤していたのです!!!!
だってその日がアメリカでは祝日であっても、
世界の他の国では平日その1だから!!!!
しかもね、毎月月末は、売り上げ命の営業の人たちが
とにかく末日の夜まで売るんですよ。
そしてその処理をしなきゃいけなかったのが私の部署。
だから毎月末日は帰れるのはだいたい夜中。
大晦日の日、お家に帰り着いたのは年が明ける30分前でした。
ぜってぇ忘れねえ。
アメリカにもそんな働き方をしなきゃいけない会社もあるんですわ。
驚きかと思いますが。
けどレーシックでおかしくなったのもあったし、
1年で辞めましたとさ。めでたしめでたし。