'68 Gibson SG Melodymaker | Señor9

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Out of Time

'68 Gibson SG Melodymaker

 

 

 

 

 

ワタシが21の時、バイト先に3つ年上の

 

男の人がいて、ペアで働いていました。

 

ただ単にバイト先の先輩と云う関係でした

 

が、良くしてもらいました。

 

ただ先輩には悪い癖があり、ポーカー賭博

 

にハマっていました。

 

西新宿にある喫茶店が22時以降に店を閉め

 

て賭場になるんだ。と言っていました。

 

 

ある日、先輩がこのギターを持ってワタシ

 

の部屋に来ました。

 

「このギター預けるからお金を貸して」

 

と言うのです。ワタシは手持ちの3万円

 

足りないぐらいのお札を先輩に渡しました。

 

元は'68 Gibson SG Melodymakerですが、

 

改造がされていて原型をとどめていません。

 

弦が張られて無い状態で音が出るのか不明

 

のオンボロでした。

 

 

先輩はワタシの手持ちのお金を見てがっかり

 

したようですが、ギターは借金のカタに置い

 

ていきました。

 

この後、先輩はどうなってしまったのかは

 

過去にこのブログのどこかに書いた筈なので

 

省略します。

 

 

もう37年あまり前なので今更ですが先輩は

 

若くして亡くなっています。

 

ずっとワタシの手元に置いてあるギターを

 

今から3年ぐらいに前にAmazonで部品を

 

買い集めて弾ける様にしました。

 

このギターは「先輩の形見」という認識は

 

ありません。弦も張って無い状態でしたし、

 

先輩がこのギターを弾いている姿も見た事が

 

ありませんので。

 

Before 酷い状態で放置プレー

ヤニまみれでベタベタでした(+_+)

 

 

After アルコールぶっかけてヤニ落しして

 

ピカール塗って擦りました。荒療治です。

 

結構キレイになりました。元の色はペルハム

 

ブルーという青色系ですが紫外線とヤニ焼け

 

で緑色に変色しています。

 

自力のDIYでなんとか弾ける状態まで持って

 

いきました。

 

 

 

ルーリードは歌います…

「ヤバい所へ行こうぜ!」

 

 

そんないわくつきの楽器なのですが

 

このギターは、もうワタシのモノです。

 

売れそうな楽器はいっぱい持っていますが

 

このギターだけは流石に売れないです。

 

 

 

今日も見ていただきありがとうございました。