かさこじぞうと開田の春 XJR1300で散歩229 | 空玲瓏道

空玲瓏道

20余年ぶりにバイクに復帰しました。
と書いてから10年。バイクライフを楽しむ信州人のブログです。

2024.4.7


日曜日は雨予報だったけど

Yahoo天気あるあるで晴れた。


暖かくなったからちょっと出掛ける。


権兵衛峠は17℃。

この気温だと革ジャンで動ける。

ありがたい。


木曽福島で直ぐに曲がって

開田高原を目指した。

うららか🎵〜


トンネルを越えて信号を越えるとすぐ

デッカい白い山が見えて来た。

曇っているように思えたのは春霞だ。

思いの外、空は澄んでいる。


九蔵峠の北側は通行止め。

だが高山側(南側)からは行けると

案内が出ていたので迷わずアプローチ。

新しく出来た

柳又のビューポイントには

車が1台と綺麗なW650が停まっていた。


その先、K20柳又遺跡の脇にXJRを停めて

しばし眺め入る。


引越しのトラック3台が通って我に返る。


361号に乗り

西野川の通行止めの看板も

知ったかぶりで通過し

無事、静寂の九蔵峠に到着。

通行止め看板のお陰で

1台の車も来ない。

バイクも来ない。

鶯の声も独り占めだ。


孤高の御嶽山が太陽に光っている。

まだだいぶ雪は残っている。

表面はクラストして、一度滑ったら

1000m近く止まらないだろう。


たっぷり30分は春の日差しを満喫して

高山方面に戻った。


橋の上、看板の脇に

1機のバイクが止まり

引き返していく。


遠くから来て北側に回れば

そちらこそ通行止め。

残念な気持ちになるだろう。


追いかけると、彼は

「のらくら」の手前のバス停に

バイクを滑り込ませた。


隣に止めてメットのシールドを上げる。。

「失礼、九蔵峠に行きたかったのですか?」


そのライダーさんは外国人。

アメリカ人というよりカナダ人🇨🇦?

日本語は流暢だった。

多分字を読むまでには

慣れていないのだろう。

「さっきまで居ました。高山側からは行けますよ」

そう伝えると

彼は喜んで引き返した。


「のらくろ」はまだ冬季休業中。

それでいつもの「まつば」に行く。

看板のたもとにお地蔵さんが立っていた。

どなたかが

毛糸の帽子とショールを着せている。

かさこじぞう の世界だ。

開田にはまだその世界がある。


客の誰もいない店で

新しい注文端末と新メニューが出迎える。

ここは

普通盛りのざる蕎麦を頼んだ。

定番のトロトロ白濁の蕎麦湯が嬉しい。

お味は期待通り。

すんき蕎麦まで食べられない胃が悲しい。


道の駅まで降りて来て

やっぱりシフォンケーキを買ってしまう。

美味かった。

写真は忘れた。


18℃の権兵衛トンネルを抜けると

伊那谷の俯瞰が待っていた。

そのまま帰るのが惜しくて

ちょっと寄り道する。


皆伐の山が痛々しい。

扇状地だ。

これが崩れたら大変なことだ。

さて、また忙しい一週間が始まる。

何とかやり過ごして

週末の好天を祈ろう。