お受験対策の幼児教室を卒業した今、

どうして娘があんなに通うのを嫌がっていたのか……

 

「苦手なことを強いられるから」だったのだと思います。

祖母すぴのがらぷたんの勉強を見てくれたときがあったのですが、

「こんなに難しいことをやってるの? 教えられない! これじゃ、気持ちを保つのも大変ね」

 

回転する重ね図形の単元だったのですが、すぴのもトレーシングペーパーを使って考えないとわからなかったそうです泣

 

わからないから、面白くない。

×がつくから、面白くない。

注意されるから、面白くない。

できないから、やりたくない。

 

もちろん、他の皆さんが全てできて、いつも褒められていたわけではありません。

褒められることがあれば、注意されたことも我慢できますよね、普通は。

 

 

姿勢を保つことができないらぷたんには、幼児教室での数十分(長い講習だと二時間以上)が苦しかったんでしょうね。

娘の我慢強さを育てられなかった私の責任だと思います。

 

まず身体ができていないのに、通わせようとして、親子で衝突し、

先生や他の保護者に頭を下げ……。

地獄の日々だったなぁ!

自分の気持ちが落ち着くまでに時間がかかってしまいました。

 

結局、受験前に夫婦の意見が一致しなかったことが、我が家の大きな問題だったと思います。

もし意見が一致しないなら、お受験から撤退した方が平和ですし、夫婦間のしこりを残さないことは間違いないです。

 

第一志望、第二志望、といった順位付けを、

様々な観点(教育内容、教師の質、大学受験へのサポート、校内の施設、周囲の環境、通っているお子さんの雰囲気、通学ルート、親の関わり具合、学費に見合うか、面倒見)から

点数付けをするなどして定めておくべきでした。

お金で解決できる項目ならば、そのお金を出せるかどうかにかかっていますし。

絶対に譲れない項目は10000点などの重みづけをするとか……。

 

学校説明会の頃、少なくとも出願前に志望順位は決めておく必要がありました。

 

 

【振り返り】

この一年、

私の気持ちは揺れ続けていました。

ずっとブログ記事を読んでくださっていた方はご存じだと思いますが……

 

B校とC校、どっちも良い! C校だと私は仕事に専念できそうだけど、夫は評価していないんだなぁ。

A校は母親が大変になるから避けたい……お金もかかるし……。

夫を納得させるために、誰もがうらやむE校を目指すことにすればA校を受けずに済むかも。

あー、中受偏差値の高いD校に入れたら素敵。でも、中学受験って大変だよね……。

やっぱりA校でもいいか、いやいや、やっぱりB校が一番いい。

 

ぶれすぎ。

こんな母親は嫌だ!という見本のような私。

いったい何のために小学校受験をするのかわかりませんね。公立回避?

 

本人の資質も、まったく小学校受験向きではなかったです怒り

過ぎる時間の中、基礎問題しか解けないまま(それすらケアレスミスをなくせず)。

直前になって、あれも足りない、これもできていない、と夫婦で目が吊り上がることになってしまいました。

いかにもお受験優等生の他の生徒さんを見ると、どうして我が子はこうじゃないんだ、と怒りが湧いてきました。
 

 

【結果】

夫あぱと氏の本命だったらしいA校……私が「絶対に行きたくない」と拒否し、棄権。

私ちらのの本命B校……家族全員で対策し、合格をいただきました。
娘らぷたんの新本命C校……受けに行った後、「ここに通いたい」と言い出す。しかし合格はいただけず。

娘らぷたんの旧本命であったD校……箸にも棒にもかからず。親は準備不足を思い知る。

 

家計的には、

入学金に数十万~百万円以上も払うのは苦しい我が家の場合、一校のみ支払う結果になってよかったのだと思います。

祖母すぴのも、思うところは多々あるでしょうけれど呑み込んで、結果を受け入れてくれています。

期待を裏切り続ける娘で申し訳ないのですが。

 

さらに言うと、○○幼児教室から「受けてほしい」と望まれていたA校を棄権した秘密は、墓場まで持っていきます……。

 

 

【総括】

倍率が高くなく、「志望校対策」をしっかり行なった学校とだけ、ご縁をいただけたことになります。

ペーパー、行動、運動、巧緻性、絵画制作、面接(子、親子)のいずれかの対策が不足していた学校とは、ご縁をいただけませんでした。
 

夫も私も、甘く考えていたところがあります。

小学校受験は、XX年前に経験した私が思っていた以上にハイレベルな戦いとなっていました。

今や人気校(難関でなくとも高倍率)や難関校は、「お教室の模試で常に95~100点」の子どもたちでないと挑めないかもしれません。(逆に言うと、でき上っている子ならば学校を選べる立場になると思います。)

親の願書や面接も、本気度が問われるのだなぁ……。先生方は本当に第一志望の家庭を見抜いていらっしゃると思います。

夫婦のどちらかが志望度が低いと、面接で多分ばれます。
 

あとは……お教室の合否判定も結構いい加減かも(笑)。らぷたんはC校、D校とも「大丈夫」だったはずなのです。

 

 

【本番期間の気持ち】

夫に対して強情を貫き、

すぴのやお教室の期待を裏切ったのは、

「子どもなんて望んでいなかったのに産んで育てることになってしまった」ことへの復讐。

期待された道を進むのは嫌だという意思表示であり、もう私は尽くしたくありません!という宣言です。

 

七年前、夫の強い希望で高度生殖医療を受け、らぷたんが生まれ、育てることになりましたが、

今度は私の希望を通させてもらう。そんな気持ちでした。

 

復讐を果たし、希望がかない、私の思いどおりになりました。

それでもA校棄権後は罪悪感で心が切り刻まれるようでした。周囲の期待を裏切った苦しさで、死ぬことばかり考えていました。

 

 

【今の気持ち】

らぷたんならB校で楽しく過ごせると思う虹

でも、B校専願にしなかったために負担を強いて、かわいそうだったなぁ。

これからは、娘の希望をできる限りかなえてあげたい。

節約して運用してお金を貯めて、いつからぷたんが大きな夢をかなえようとするときに使えるよう準備します。

 

私は仕事を再始動させて、楽しく生きる……!!

夫あぱと氏とも、しこりは残っているものの、らぷたんの親としてやっていけそうです。
 

 

黒猫しっぽ黒猫からだ黒猫あたま

久々の投稿で長文になってしまいました。

どんな家庭/どんな子であれば小学校受験に向いているか、

もし私が「お受験しようと思ってるんだけど……」と知人に持ちかけられたらどう答えるか、

その点についてはまた書きます。

らぷたんが赤ちゃんのような話し方をしています。

テレビアニメの妖精キャラクターだとか、有名どころだとピカチュウだのが、

語尾に特定の音をつけたり、特定の言葉しか話さない設定だったりするが、そういった感じです。

 

「~うにゅ」

「うにゅ~! うにゅ?」

 

ずいぶんと大きな赤ちゃん……。

両親の異変を感じ、赤ちゃん返りをして心を守っているのかもしれませんし、

単純に幼さ故かもしれません。

外に出たときには普通の話し方に戻ってくれるので、まぁよしとします。

 

11月の試験に向けて、ようやくペーパーに取り組んでくれるようになりましたが、

相変わらず正答率は100にはなりません。

とにかくメンタル重視で、と個人指導の先生から言われているとおり、追い詰めないようにとは思っています。