昨日ロッキンの第1弾発表が行われ、今朝にはサザンの出演というワイルドカードが現れた



ただそれはひたちなかの話
こちらでは蘇我ロッキンの話をさせていただく

蘇我ロッキンシリーズはこれで最後
今回のロッキン、出演発表で物足りなさを感じなかった方が多い
が、その物足りなさは恐らく半分以上がひたちなかに参加経験がある方だろう
未経験の方はこの面子にネガティブな印象を抱かないと思うのだ

・2019のロッキン〜2022や2023の出演者と比較
その理由はひたちなか未経験の出演者の数を調べれば分かる

2022→初日8組、2日目6組、3日目6組、4日目2組
※最終日は中止なのでノーカン
2023→初日6組(うち優里がメインへ)、2日目5組(Adoが初出演でメイントリ)、3日目7組、4日目6組(ジェニーハイ、関ジャニ∞ことSUPER EIGHT、DISH//はこれが初のロッキンにしてメイン)、最終日10組以上
2024→初日16組!?、2日目11組!?、3日目14組!?、4日目13組、最終日4組

特に今年に注目
50組近くがひたちなか未経験者
総勢114組
これが意味するのは急激な世代交代だろう

近年Tik TolkをはじめとするSNSでバズってブレイクするケースがとてつもなく多い
そうして注目を浴び、シーンに浮上したアーティストの成長速度が凄まじい
その急速な進化が世代交代を推し進めたのだろう

・ターゲット層を考える
加えてターゲット層についても注目すべきだろう
近年のロッキンのターゲットは恐らく20代前後
いやロッキン以外もそうか

何故20代前後がターゲットか
それはシーンのトレンドとなるアーティストは若者の支持が強いから

思い出そう
10年前にKANA-BOONやKEYTALK、キュウソがブレイクした際のことを
ライブの客層は非常にヤングだったはずだ
シーンのトレンドになるアーティストはとにかく若手から支持される
ならばフェスも若手が好みそうなアーティストが多くなる

今年のロッキン、ひたちなかも含めアイドルが多いことに憤慨している人もいる
気持ちは分かる
自分だってバンドやシンガーに出て欲しい

でも今日の若者はTik Tolkに夢中だ
自分がアニメイトでラノベを買いに行く際、階段で学生がTik Tolk用の動画を撮影していることをよく目にする
Tik Tolkは踊ってみた動画が多いイメージだ
そうなるとアイドルや振り付けのある曲が強い
つまり再生数が回るのは踊れる曲
アイドルが増えるのは必然だ

・ステージが少ないからよけいに中堅組は出れない
で、こうなるとブッキングは若者が好みそうなアーティストを優先する

フェスは見本市でもあるが、興行でもある

ならばターゲットが好みそうなアーティストになる

加えて大御所も優先だ
若者には生きた伝説を見て欲しいから
シーンの先駆者はフェスにおいてはいて欲しい存在
なのでフェスの出演者は若手やベテランだらけだ

そうなると中堅は蚊帳の外
出る枠が無いのだ
ひたちなか自体は会場自体が広く、ステージが多いのであまり問題にはならず
けれどもステージが半分以下の蘇我に移転したことで表面化してしまった
そういうことである

この中堅切り捨てでまた客層は入れ替わるだろう
あるいは途中離脱する参加者が増えてしまう可能性もある

打開法はステージを増やすか
日程を拡大するか
いっそ、中堅専用のイベントでも始めるか

ステージ拡大は騒音関係で無理な感じがプンプンするし、千葉蘇我市スポーツ公園はサッカーの使用がメイン
3週間も置けない
もういっそのこと、中堅アーティストを集めたフェスでも始めるべきではないか?
自信がないならCLUB CITTA辺りを使用すればいいし

最後に

自分はロッキンのタイムテーブルをほぼ組んだが、トリ以外はにサブステージに居座り続ける日が今回のロッキンにはある

CDJでもあったが、あの時は若手アーティストを大量に見れたから良かった
今回はそんなポジティブな理由には取れない
参加者が求めているニーズをロッキンオンは理解しているのだろうか?

自分は既に年末のCDJを危惧している
また3ステージだったら、もはや慢心しているも同然
フェスが興行であるのは理解している
老害のようなことを言ってしまうが、昔から参加している方も楽しめる工夫、並びにフェスは見本市であることを思い出して欲しい

どうせロッキンオンの編集部は見てないと思うが、ムロフェスの方が遥かにワクワクしています
以上