本日の楽曲感想はLiSAが今年に入ってリリースした2つの楽曲について
「Shouted Serenade」はまだフィジカルリリース前ですが、武道館も間近に控えてますし、先に掲載します

HELLO WORLD/LiSA

ソニーのデジタル一眼カメラのCMソングとして書き下ろされた楽曲
作詞作曲はLiSAに何度も楽曲を提供している
小南泰菜、編曲は江口亮の担当
序盤はギターのブリッジミュートから始まり、サビになると大きく世界が開けていく
そんな構成で終盤にはASIAN KUNG-FU GENERATIONの「センスレス」の序盤に一層ダンサブルに
AORの要素も魂胆はロックとダンスミュージックといった曲です(出なければドラムはサビであんなに手数多く刻みません)
鍵盤も控えめでラスサビ前に飛び道具のように大きく前に出てきますが、「生と死」という言葉は使われなくとも死生観が滲み出ているのがこの1曲
「一瞬たりとも無駄にできない」といった姿勢は代表曲の「Catch the Moment」を思い浮かべたりしますが、

「経験も絶景も君だけのもの 強さは宿る」

とリスナーも肯定してくれるのが頼もしいところ

鍵盤少ないから、ライブで割とアレンジされそうな気もするなあ

 

Shouted Serenade/LiSA


日本のアニメとは久々のタイアップになるLiSAの最新楽曲

それも代表曲である「Rising Hope」でタッグを組んだ「魔法科高校の劣等生」主題歌です
なので曲調も「Rising Hope」を連想させる感じ
でも「Rising Hope」のリリースは2014年
まだロックシーンには関わりがなく、LiSAの二つ名「ロックヒロイン」の名前も生まれてなかった頃
故にあの頃と比較したらかなりロック
ギターロックとハードロックの中間を行っていると書くべきでしょうか…?
当時主流でなかったトラップビートも用いられたり、疾走感あるギターフレーズ、サビで鍵盤が主導となり、それ以外はギターが魅せたりとロックの最新系とでも言うべきアップデートがなされているのがこの曲です
そして大きな特徴は、

「一人じゃ望まなかったことばかり 魔法と呼ぶには野暮ったいか?
握ったメッセージのその先へ
このまま ここから 光る方へ
心に嘘はつけない 孤独を振り切りながら」

と明らかに「Rising Hope」のその先を描いていること
ビルボードのインタビューでも田淵が「Rising Hope」の続きを意識して制作したことを明言しています

武道館でのお披露目も楽しみだし、なんとなくセットリストの流れも見えてきた…!!

 

 

ちなみにLiSA、どうやら事あるごとに「Rising Hope」のような曲を求められていたようで…
今思えば「Brave Freak Out」って割と近いよな?

そしてもう何年も聞いてない汗