今回の楽曲感想はACIDMANとTHE YELLOW MONKEY
どちらも新曲久々なので、楽曲感想も久々だったりします

輝けるもの/ACIDMAN

フィジカルシングルだと「灰色の街」、配信も含めるなら「INNOCENCE」や「Rebirth」以来となる久々のシングル
それも「ゴールデンカムイ」の実写主題歌という大型タイアップです(というかACIDMANが映画やドラマのタイアップやるってかなり久々?それとも初?)
音楽性としては、「World Symphony」に代表されるスリーピースとは思えない広大な世界観をこちらに届けるロック
結構ビートが性急にも見えますが、最初から最後まですっ飛ばしていくのではなく、時にブレイクダウンしで再び駆け出すのも印象に残るのでは?
世界観はACIDMANお得意の死生観で、

「何を手にして
何を失って」

なんて、かの名曲「リピート」を想像させるわけですが、

「僕らは争い合うばかりだ
互いに奪い合うばかりだ
そこから生まれる色では
何も描く事は出来ないんだ」

はもろに戦争に影響を受けたと思われるフレーズでしょう
「INNOCENCE」のツアー直前に始まったロシア・ウクライナ内戦はまだ終わってません
大木はそこに心を痛めているのではないでしょうか
だとしても時間は止まらない

「君がくれた一つの音で
世界は色付き始めたんだ
だからその手を離さないで
この手は君を守るために」

と新たに決意するのが、この「輝けるもの」だと思っています
ACIDMANとしては、久々のヒット
このまま世界観にのめり込んで欲しいです
ホテルニュートリノ/THE YELLOW MONKEY

イエモン、実に4年ぶりとなるシングル
充電期間に入ってたり、吉井が癌で活動停止を余儀なくされていたことは存じ上げていますが、そんなに時間経過していたんですね…
恐ろしい…
閑話休題
今回の楽曲はスカとロックンロールが混ざりあったような1曲でカッティングの役割を果たしているのは、どちらかと言えば鍵盤
ギターはリードギターのようなもので、うねりまくるベースラインや手数の多いビートと共に踊らせる
そんな格の違いを見せつけるようなロックンロールナンバーです
タイトルの「ホテルニュートリノ」は吉井が人生をホテルに見立てたもので、「チェックアウトする時、人生が終わる」と話していたようですが、どこが皮肉めいた歌詞も多いのが印象的
結構社会風刺だよねこれ

 ちなみにイエモンは次のロッキンオン表紙巻頭とか

ロッキンオン誌面にも乗るのも久々だぞ…
※ここ数年は音楽と人やTalking Rock!の方が掲載多かったです