今回の楽曲感想はw.o.d.やCoccoの新曲
まさかw.o.d.があの作品の主題歌を歌うとは…

STARS/w.o.d.
去年辺りからフェスや自主企画で見かけることが多くなってきたw.o.d.
歌詞が刃剥き出し故、タイアップは難しいのでは?と思ってましたが、この新曲「STARS」はあのBLEACH主題歌
少しBLEACHに寄せた感じもしますが、基本は重心低めなベースにオルタナ特有の轟音ギターが鳴るグランジど真ん中
しかもビートはサビに向かうに連れてパンキッシュになり、メロディーは逆に開けていくといった感じ
普段のw.o.d.通り、カッコいいグランジをやってくれているわけです
その普段通りは歌詞にも発揮され、BLEACHのアニメは見てなくとも、原作は多少読んでいたので背景は分かりやすい 
自身が変化する過程で変わってしまう関係性ものもある
でも自身の信念は貫けが、ここでのテーマでしょう
それにしてもw.o.d.、いよいよブレイクか?
ファンタジー/Cocco
去年リリースされた「お望み通り」、今年になってリリースされた「クジラのステージ」とサブスクが全盛になったことでコンスタントに曲をリリース出来るようになったCocco
今回の新曲はテレ東の報道番組テーマソングですので、馴染み深い方も多いと思われます

「みんな幸わせに
なれたらいいのに
なんてファンタジー」

というフレーズは番組でも使用されているので、「現実的なこと言うな…」と思いの方もいるかもしれません
でもそこに行き着く前には、

「赤や青や黄色や白や
ましてや黒じゃ
割り切れない
そんな彩りが
そこらに溢れてる
そうだよ 紫の雲なんて
言葉にできないよ
祈るだけ」

と世界の美しさを言葉にしていて、現実主義思考だけな曲ではないのです
最後に、

「己一人欠けてはならぬと奮闘
蓋開けてみりゃ回ってるのが世界
I love you, I need you, I want you
って抱きしめて」

と全肯定している部分がありますから
歌われているのは空想ではなく、現実です
ちなみにこれ、曲の中心軸はほぼリズム隊
ギターや鍵盤よりもベースが鳴っている時間が多かったりするのですが、それは意識的に作曲するのではなく、自然に曲が降ってくるCoccoだから、こうした作風になるのではないでしょうか

 

w.o.d.見たいのでムロフェス2日目のチケットを…