アルバムの個別レビューや全体レビューの合間にこうして楽曲感想を書いているのですが、今回紹介するのはまさかのミツメ
紹介するのは知る人ぞ知るあの曲

エスパー/ミツメ ★★★★★
リリースされたのは昨年の12月(当ブログは12月〜11月を1年と見ているので、この曲も2018年の推薦曲の対象)
ですが、この曲を新木場サンセットでは最後に持ってきた辺り、今の彼らの代表曲はこの曲なのでしょう
歌詞自体はカップルのある1日を描き、「ずっと通じ合えたなら」と願う瞬間がちょっぴり切ない
でもこの曲の真骨頂はアンサンブルにあります
なぜこうも美メロが輝くのか
音数が少ないというのもあるし、歌えるベースラインをベースが奏でているのもある
しかしながら、1番のポイントはドラム
パートに合わせて手数を絞ったり、音を弱くしたり強くしたりとかなりメリハリをつけているのです
ドラムやっている方からすれば普通なことかもしれませんが、手数を増やしたり、音の強弱を頻繁に入れるだけでこんなにメロディーが輝くとは…
よほどのことがなければ推薦曲ランクインは確実
聞いたことがない方ほど聞いて欲しい隠れた名曲です


青い月/ミツメ ★★★★★
「エスパー」のカップリング曲
「エスパー」がとてつもない名曲なので、こちらはどうなのかと思う方もいらっしゃるでしょう
結論から言いましょう
こちらも名曲です
ただユニークさではこちらが上です
その理由は終盤に入ってくるシンセ
前半は手数を減らしたり、スネアを増やすなどする変則的なドラム、グルーヴィなベース、それに美しい音色を生むギターのアルペジオが印象的
ただこれが後半シンセ(だよね?、ギターかもしれん…)入ってくることによって大きく変化
飛び道具の伸縮自在ぶりが彼らの音楽を楽しんでいるなって風景が伝わってくるんです
こういった曲を作れるのはインディーズでマイペースに活動しているからこそ
だから遊び心を感じるわけです
更にサビらしいサビがないのも特徴
洋楽ぽさもありますね
歌詞は「悲しみを抱え込まないで」というシンプルなものだけど、これはA面でも良かったと思う

まさかミツメの楽曲感想を書くことになるとは思いもしなかった…