「VECTOR」個別レビュー、4回目
次で終わる予定ですが、ここまで長引いているのは新曲が10曲以上あるから
つまり今後、新曲がわんさかあるとこんな感じになります

虹/BLUE ENCOUNT ★★★★★
これは田邊が自身の祖父の話を元に製作された曲とのこと(田邊の祖父は特攻隊に所属していたものの、出撃日に天候不良のため、出陣を免れた。それを今でも悔やんでいるらしい。なお「老人は不発の平和の上で踊っている」とは祖父のことを指す)
つまるところ反戦歌であります
この曲ではメッセージをしっかり伝えたいのか日本語詞
なかでも「「争い」が間違いを知る日まで」の部分が辛いですね
戦争は互いの正義感のぶつかり合い 
お互い平和に暮らしたいなら人を殺し合ってしまうのだから
加えて田邊がサビをハイトーンで歌っているのも特徴
普段と歌い方を変える
これはそれだけでもアクセントに
だから歌詞も余計に頭に染み込んでくるわけです
歌詞が中心ゆえに演奏はお互い主張し合わない感じですが、ギターはメロディーが美しく、ベースは曲に沿って、ドラムは細かく手数を刻んでいる印象
「銃を」持っている少年が「ギター」を持っている世界に早くなってほしいですね
虹
250円
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グッバイ。/BLUE ENCOUNT ★★★★★
タイトルで大方検討つくと思われますが、失恋ソングです
普遍的失恋ソングと違い、全体的にポジティブですが
歌ものゆえに特に主張することなくリズム隊は土台を築くことに専念
リズムギターはカッティング中心でリードギターは切ないメロディーを提供しています
では普遍的な失恋ソングと違うのか
失恋ソングって大体「なんで俺を見捨てたの?」とか「もう立ち直れないわ」のような女々しい心の塊
でもこの曲は喪失を受け止めつつも前に進もうとしている
更には感謝までしているんです
それが他の失恋ソングと違うところ
だから聞けます
ラブソングマスターを名乗っている某グループの曲なら即拒絶でしょうが(汗)
グッバイ。グッバイ。
250円
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次でようやくラスト
しかしここまで時間がかかるといかに効率よく行動することが大事か分かるな