サブタイトルがもはや突っ込みとなっていますが、なぜこのサブタイにしたかというとキュウソの新譜があまりにも良すぎるから
こう書くと誰かから「わかってんだよ‼」って言われそうだな

越えていけ/キュウソネコカミ ★★★★★
ツアー中にリリースが発表された新曲ですが、まさかの「メジャー 2nd season」オープニングというとんでもないタイアップが付きました(笑)
過去に「GALAXY」がアニメタイアップとして起用されてますが、あちらと違いこちらは完全な書き下ろし
流石に公共の電波、というよりはNHKのアニメのオープニング曲で小ネタなんていれるわけには行きませんから、この曲はギミックなし
正攻法の王道曲です
それも「わかってんだよ」よりシンプル
あちらはパンク要素もありましたからね
しかしながらこうして聞くとキュウソってヨコタのシンセが肝なんだなって改めて思います
他のバンドにないシンセが絶対的な差別化になりますから
シンプルだとそれは尚更です
そしてこの曲のストーリー、アニメへの書き下ろしですがキュウソに重なる部分も多い
だからこそ発する「才能も運命も越えろ」というメッセージが響く
「わかってんだよ」に次ぐエモーショナルな名曲、ここに誕生です


越えていけ越えていけ
250円
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MUKI不MUKI/キュウソネコカミ ★★★★★
1曲目(「越えていけ」)と3曲目(「The band」)がA面なので、そのA面に挟まれたB面がこの曲
なのにそのB面が「これかよ‼」って某所で突っ込まれているのを見ました(笑)
確かに歌詞だけ見ると訳がわかりません
そもそもセイヤがインタビュー各所でサッカー中継を見ながら書いたとぶちまけています
ただこの曲、単にふざけているわけではありません
実際、オカクボが「ドイツではスポーツが上手ければスポーツをさせる。上手くなければさせない。」といった風潮があることを具体例として挙げたように適材適所をテーマに歌ったのがこの曲の正体です
なのでカワクボのベースから始まって、オカザワのハードなギターをヨコタのシンセが装飾、それをソゴウが軽快なビートで鳴らす、だけの曲ではないのです
歌詞はインタビュー読まないと真意は理解不能に陥りますが、曲そのものは悪くないので、偏見持たずに聞いてみて‼

The band/キュウソネコカミ ★★★★★
「にゅ~うぇいぶ」のレコ発ツアーでリリースに先駆けて演奏、並びにPVが「越えていけ」よりも前に投稿されていたもう1つのA面曲
勿論the band apartとは何も関係はございません
曲聞いた方は恐らく分かるかと思いますがこの曲、「ビビった」を意識している部分が多々ございます
公言はされてませんが、一部「ビビった」へのセルフオマージュがあるのかもしれません
逆に歌詞には「ビビった」のコメント欄へのアンサーとして「いつかさよならは来るけれど」という部分がありますが、最終的に「ロックバンドでありたいだけ」、「音楽を鳴らし続けてくれ」とバンド側とリスナー側の主張が共存した形に
キュウソは出始めの破天荒なライブが原因で未だにコミックバンドと言われることがあります(ヤバいTシャツ屋さんもそう)
イメージを払拭することは困難
それでもキュウソはロックバンド主張し続ける、誰になんて言われようがロックバンドであり続けると明確に打ち明けているのです
一方、リスナーからすればいつまでも音楽を鳴らし続けてほしい
別れたくない
そんな思いを我々は無意識に抱いてます
それが「新曲 ありがとぉぉぉ‼」に繋がってくるわけです
加えてこの曲、最後の「ラララ」の部分でギターとベースが泣かせに来ます
当初、この曲は夏をイメージした曲でしたが、PV監督の苦言により一転してこの形に
監督さまさまですが、キュウソ1の名曲じゃないかこれ!?


The bandThe band
250円
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ちなみにですが、皆さん忘れているかもしれませんが、推薦曲に入れられるのは1つのシングル、アルバムにつき1枚です
だからこの作品から入れられるのは1曲のみ
1曲しか入れられないのがもどかしい…