現在、「cocoon」のレコ発ツアーを開催中のandrop
いよいよツアー本数も残り2本となってきましたが、このタイミングで個別レビューを開始
楽曲についての詳細は、Talking rock辺りでメンバーが語っていると思いますが、そちらと合わせてこちらも楽しんでいただければ
Arigato/androp ★★★★★
アルバムレビューでも触れたように新録曲にアッパーな曲は一切なし
そのなかで拳を挙げられる数少ない曲がこれです
表面的に見ればストレートなギターロックですが、ドラムは2B辺りで意図的に手数を減らしたり、ベースはまさに思うがままに、さらにリードギターは「感謝」を伝えるように、時には涙のような音を鳴らしたりと中堅らしさ、並びに技巧派としての側面が
ネガティブな面を打ち出しながらもポジティブに転換する内澤の歌詞は相変わらず分かりやすく、流石は最大公約数で歌詞を描くと分析されたほど
曲名的にツアーでは終盤に演奏されそうな予感
Hanabi/androp ★★★★★
一応スタジオライブの映像が公開されている辺り、リード曲という認識でよろしいでしょうか
鍵盤からゆっくり始まり、ギターの音色が物語を描き出すバラード曲です
鍵盤はそこまで曲には絡みませんが、繊細なエレキギターがこの曲の肝
ゆっくりと流れる夏の物語の風景を描くのに大きく貢献
それをアコギの音が更に切なくしているわけです
リズム隊は完全に裏方
言葉で言ってしまえば簡単ですが、主張しないようにリズムを作るって非常に困難だす
背景に徹するようなもんですし
そして歌詞はというと悲しい恋物語ではなく、むしろ幸せな恋物語
こんな夏過ごしたかったですね～
僕、一度も彼女も作ったことありませんから…
若手アーティストの楽曲感想も掲載したいけど、優先順位で掲載できなくて本当にごめん…
けど聞いてはいるから、今月も暮れに掲載する総括記事を見てリストアップされた曲を聞いていただけたら幸いです