人生とは上手くいかないものである
事前にやろうと計画していたものが急に浮かんだアイデアによって島流しされたり、結局実行されなかったり
A案をやるはずがいつの間にB案を作成したりと
なるようにならない、それが人生である
そもそもこの記事も当初は作成予定になかった
事の発端は「自分が好きなアーティストや作品を多くの方に知ってもらうには~」といった主旨のツイートを行おうとしたのだが、突然あるテーマが浮上
故にこうして執筆したわけである(実際に行うとしたツイートですが、記事に出来そうなのでそちらにスライドします)
今回の記事を書くにあたって、関係者の方には「今更この話題をほじくり出すな」と言われるかもしれない
しかし自分としてはやはりその存在を認識してもらいたい
なので炎上覚悟でこの記事の作成を続行する
さて、このブログを読んでいる方なら初音ミクの存在を知らない方はいないだろう
ボカロの話題でもするのと詮索した方、残念ながら今回のテーマは初音ミクではない
というか、僕は初音ミクに関してニワカ以下である
むしろご教授を頂きたい
スポットライトを当てるのはリズム隊の金野 倫仁(ベース)、伊東 賢佑(ドラム)
彼らが所属していたあるバンドについてである
この曲を聴いて、「あれ聞いたことがあるぞ!!」となった方、多いのではないだろうか
彼らは銀魂の主題歌を2度も努めたことがるPragueというバンドだ
なぜこのバンドが出てきたか
それはこのバンドのリズム隊こそ、金野と伊東だからである
そして、僕にとって売れなかったことが1番悔しかったバンドでもある
それもそのはずだ
このバンドは邦楽シーンにおいて異端児そのものだった
スリーピースではあるものの他のスリーピースとは完全に作風が違う
王道とは少しかけ離れた位置にいた
その象徴にラブソングほぼ皆無
UNISON SQUARE GARDENだってDOESだってラブソングはある
だがこのバンドにそれは存在しない
それほどまでにこのバンドの音楽性は尖っていた
何故かYouTubeにこの曲のPV(公式以外は意地でも載せない方針です)が載っていないので、このような形式になったが問題作の1つ「Light Infection」
これも銀魂の主題歌に起用された
だが、この曲はいわゆるアニソンとはかけ離れすぎた
サビが1箇所、それも最終コーナーにしかないのだから
具体的に言えば1A→1B→2A→2B→サビ
いわゆる洋楽風の進行だ
更に拡張するであれば洋楽ならば1A→サビ→2A→サビといった形式になるが
この仕掛けは音源解禁時に初めて明かされ、賛否両論になった
当時銀魂は新人アーティストの登竜門的場所でもあったのだが、こうした作風はあまり浸透していなかったのか、受けいれられなかったように感じる
それでも僕はすげえと思い、あっという間にこのバンドに魅了されていった
彼らは最初から完成されていた
1stの「Perspective」はとても新人とは思えない完成度で未だに名盤だと思っているし、2ndの「明け方のメタファー」はスリーピース以外の音を取り入れながらも全くバランスを崩さないこれまた名盤
更には3rdの「ある篝火について」では観客の前でアルバム制作を行い、その場で録音したものをアルバムにする大胆な策に打って出た
しかしながらこれが仇になってしまった
完成されていたが故に燃え尽きてしまったのだ
このアルバムを最後にPragueは活動を停止
公式に解散は発表されていないが自然消滅したと見なされている
彼らの曲を今再生しても、今のシーンのバンドと対等、否それ以上にクオリティが高い
だから本当に悔しいのだ、Pragueが評価されなかったことが
リズム隊の2人は初音ミクバンドで活躍している
けれどもボーカルの鈴木はどこに行った
今何をしているのか
あの才能が評価されないのは未だに納得がいかない
これほどまでに以下に作品へのリンクを貼り付けたのは、今からでもこのバンドの魅力を知って欲しいから
外れ曲は1曲もない
カップリングですらA面級である
この記事を読んで興味を持ったのであれば、彼らのアルバムを是非手にとって欲しい
今からでも再評価を望む!!
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明け方のメタファー 2,100円 Amazon |
花束 1,250円 Amazon |
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