タイトルの通りです
普段なら楽曲感想を置いてストックするのですが、今回初めて発売日付近に感想を掲載することにしました
というわけでsumikaの新曲の感想を早速掲載‼

フィクション/sumika ★★★★★
ある雑誌のインタビューに「いつものsumika」と書かれて、本当か?と思いましたが、冷静に考えればsumikaらしい曲って「Lovers」や「MAGIC」みたいなミュージカルテイストを感じる曲
よってこれはいつものsumikaです
そのなかでも小川の鍵盤が曲の中心
何でもこれ「Lovers」以降主流になっている傾向らしく、ギターがそこまで目立っていないのも納得できます(というか黒田は弾いてないとのこと)
それに合わせるようにドラムはストローク中心、ベースはスタッカートを多用しながら静と動をはっきりさせているのですが、個人的に好きなのは2番の出だし
音が鍵盤のみに切り替わる部分なのですが、ここが美しい
いわば小停止とも取れるのですが、ストリングスのような美しい旋律があるから、劇が動いてるように見えるのです
さてフィクションとは創作物を意味しますが、なぜこのタイトルなのかというと、社会はフィクションで動いていると片岡が考えたからだそう
つまり人生をフィクションそのものと考えたということ
前半こそ漫画やアニメなどの創作物を指してますが、後半からはリアルに場面が転換
特に「栞挟んだページ 涙の跡」
ここが本当に苦しい
片岡の実体験もありますが、各々のトラウマを思い出してしまうから
それでも人生は続くしいつ終わるのかも分からない
そう描いたのがこの曲です
そしてこの曲はいきなり終わります
あえて余白を残して終わるのが芸術的


フィクションフィクション
250円
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下弦の月/sumika ★★★★★
4曲のうち唯一黒田が作曲を手掛けた曲
となると片岡の曲とは大いに異なり、こちらはロックテイストが強い曲に
なんせ冒頭からかっこいいギターフレーズが飛び出しますからね
鍵盤主導の「フィクション」とは別物
ドラムもベースも特に目立ったフレーズがあるわけではない
ですがギターと鍵盤のコンビネーションか絶妙で、跳ねるような鍵盤とエッジの効いたリフから高音をフルに活かしたフレーズを描くギターが交差するサビがたまらない
良い意味で片岡曲との差別化が出来ていますね
シンプルに見えて次々に変化していく構成も見所ですが、多くの媒体で話されているように歌詞に救いがないのも特色
同じ景色を違ったところ、また違った感情で同じ景色を見ていることもテーマになっていますが、全体的に感じられるのは後悔の念
初期のバクホンでさえあった僅かな救いすら見られないほど暗い…
ギャップが大きい曲だけに映像作ってくれないかな~

下弦の月下弦の月
250円
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もう2曲はまだ出来てません(汗)
間に合うのかこれ…