今年3回目の楽曲感想
ですが掲載直前に出来たばかりの楽曲感想に変更しました(本来掲載予定だったものは次回の楽曲感想で掲載)
その出来たばかりの楽曲感想とはシネマとSuchmosです

HYPER CHANT/cinema staff ★★★★
野音ワンマンを大成功に納めたシネマが放つ野音後初音源は彼らの地元である岐阜に本拠地を置くFC岐阜オフィシャルサポートソング
サポートソングということで応援歌を連想させる合唱やメロディー(辻がギターで再現)が多々登場します
サッカーの応援歌だからフラッグ、フィールド、栄光を隠喩させる歌詞も登場してますが、手数の多いドラムを久野が、2番冒頭で三島が動きまくるベースを披露しているにも関わらず、キャッチーに落とし混むのは熟練の味といったところでしょうか
これがアルバムの先行1発目なら次のアルバムは相当ポップになるのか?



808/Suchmos ★★★★★
先日いきなり配信された配信限定シングル
あの大ヒット曲「STAY TUNE」に続いてHONDAのCMソングとして耳にしたことが多いでしょう
この曲の構造は二段構え
前半はジャズやR&Bを混ぜたSuchmosがお得意とする分野
しかし後半になると一転アダルティーな楽曲に姿を大きく変えます
大きいのは鍵盤の存在
前半は近未来的な明るいメロディーを産み出すのですが、後半になるとクールで大人びた雰囲気に
そのなかで美メロというエッセンスを加えこの曲のインパクトを高めているのです
更にこの曲のベース、非常にグルーヴィですが途中で単音を意図的に多用しています
ちょうどその辺りからレールが切り替わり始めるのですが、飛び道具的なシンセの音がなる一方でこの単音ベース
リスナーから注目されるのを意図しているようにも見えます
そしてドラム、単純なようですがハイハットオープンを要所要所に加えてアクセントはしっかり
このテクは簡単なようで難しいもの
このバンドのリズム隊は本当にすごいとしか
でこの曲のタイトルの「808」
これは様々な意味をもつエンジェルナンバーですが簡単に言えば「豊かさが与えられる」ことを示すもの
メジャーに進出するも商業主義に飲み込まれセルアウト、そして愛を失ってくアーティストの姿を皮肉る過激な歌詞とリンクしてきます
Suchmosは「STAY TUNE」しかないと話す方が多いですが、個人的にはこれ「STAY TUNE」越えたと考えています
音源化はまだ未定なので気になったら今すぐチェック‼


808808
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Suchmosの文、とてつもない長さだ(汗)
これ、楽曲感想では過去最長?
あと、「hyper chant」はなぜかリンクが見つかりませんでしな(汗)