昨年の暮れ、邦楽シーンには誰もが驚愕するニュースが発信されました
それはバクホンの次のシングルにあの宇多田ヒカルが参加、それも共同製作で
騒然となったこのシングルは2月、リリース
今回の楽曲感想はそのシングルです

あなたが待っている/THE BACK HORN ★★★★
宇多田ヒカルとの共同製作で誕生した曲
バラードは「With You」から2作連続となりますが、宇多田ヒカルが作詞、編曲で加わっているだけに前作とはカラーが同じようで異なります
ギターはほぼアルペジオ、リズム隊も歌に重点を置かせるためにシンプルなものになってますが、これは宇多田のアイデアが随所に盛り込まれたから
中でもベースに関して、「ここはグッとこらえて後で美味しいところを持っていこう」と言われたらしく、それを象徴するように最後のサビ前はベースの独壇場です
他にも全員が納得いかなかったフレーズをその場で岡峰とマツが行ったセッションを採用するなど宇多田の手腕がズバスバと発揮
その分、歌詞が宇多田との共作なだけにピンと来ない部分も
宇多田がコーラスも参加してるからしょうがないか



始まりの歌/THE BACK HORN ★★★★★
こちらは栄純作詞作曲
バクホンらしいグランジのきいた爆音ロック
ゴリゴリかつうねりまくるような岡峰のベースに引き出し豊富なマツのドラム、そして静と動を身をもって証明するような栄純のギター
A面が変化球であるならばB面は直球です
そして爽快な曲調とは裏腹に毒がこもっているのがバクホンらしさ
「消失後の世界」がベースになっており、死を連想させるフレーズが出てくるのがバクホンらしいなあ

これ以前から感想書こうとしたけど、ずれ込んでずれ込んで今に至ります
むしろ仕事しながら毎日更新できているのが不思議