タイトル:「Honesty」
アーティスト:SHANK

次々に新しいバンドが現れて活性化している今のシーン

その波はメロコアシーンにも波及し、ご存じの通りWANIMAや04 Limited Sazabysが風穴を開けてくれました
現状、メロコアの顔といえばこの両者ですがここに来て第3勢力としてSHANKが急激に浮上してきています
 
SHANKといえばWANIMAと同じ九州出身のメロコアバンドであり、全国流通盤をリリースしてからまもなく10年が経過しようとしています
バンド名からもわかるようにこのバンドの軸はスカとパンクロック
最新作の「Honesty」も「Life is...」や「Frustration」でスカ、「Mighty Crash」と「Don't let me down」や「Prepare Yourself」でバンクが半分以上
パンクとスカをメインにしていることは露骨です
そのうえ彼らは基本的にツービートを主に用いるためジャンルとしてはメロコア
そんな彼らがどうして生き残ってこれたのか
 
まず曲がとにかく早い
以前、某音楽サイトでも触れられてましたがこのバンドのBPMは全体的にかなり早いです
「Honesty」も30分終われば聞き終わります
ディズニーランドでビックサンダーマウンテンを朝一で待機していれば、乗り場に到着する前に聞き終わりますね(笑)
もうすっかり有名ですがメロコアシーンはただでさえ差別化が難しく、一歩間違えれば金太郎飴そのものです
そこから抜け出すべく、SHANKはこのように差別化を計っています
そして何より暗い
WANIMAや04 Limited Sazabysはとにかく陽性で明るい部分が目立ちますが、SHANKの音楽性はその真逆を行きます
言うなればHAWAIIAN6のようなダークなメロコア
「Love and Hate」、「Good Night Darling」などSHANKの曲はシリアスなものだらけ
そこが大きな差別化になっています
 
だからこそこのアルバムのラスト、「Honesty」は驚き
聞きやすい陽性ポップパンクになっていました
これを最後に持ってきたのは次への伏線でしょうか?
 
スカとパンクだけではなくハードロック、レゲエも網羅
収録曲10曲ながらサクッと聞けるので入門編はもちろん、忙しい朝の時間にはピッタリなアルバムでしょう
SHANKが支持される理由
このアルバムを聞かずには語れません‼
 
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