短大1年生のとき、クリーニング店でアルバイトをしました。受付と軽作業です。

ドライクリーニングの実態をみました。石油の匂いの洗剤でガンガン洗っています。

袋詰めもしました。学生バイトが詰めてるなんて私なら思いません。

夏休みに入った頃、同じ中学校の制服を次から次へと受け、どれが誰の制服かわからなくなってしまいました。結局ブレザーに施された刺繍のおかげで助かりました。

『もう取りにこないであろう服』のコーナーがあり、1枚不思議なワンピースがありました。

白地に黒の『風』という文字が大小あちこちにプリントされていたのです。どんな人がいつどんな所で着ていたのでしょう?

常連客の優しい奥さまが、『帰り道暗いから気をつけてね』などいつも声をかけて下さいました。1度、成人されたと思われる娘さんと来店したことがありました。仲良くお喋りしている姿も素敵でした。

女子プロのような二人連れのお客さま。まだ何もしていないのに『勘弁してよねー!』と叫んでいました。意味不明です。

サラリーマンの常連さん。着ていたコートをいきなり脱いで、『これ、お願いします!』

期日内にお渡し出来なかったシルクのパジャマのお姉さん。次回また同じものを受け付け、取りに来たとき腕組みをして怖い顔です。それなら他のお店もあるのに…。

小学生の女の子を預けて行った奥さま。テレビをつけて子供番組を見せてあげました。

暇な時は教科書片手に勉強したこともありました。

アルバイトは3回目でしたが、今回初めて仕事の大変さを知り、父に『仕事辞めたくなったことある?』と訊いたら『そりゃあるさ!』と即答され驚きました。それまで父が働くことは、私にとって当たり前すぎていたのです。

この仕事はもっと続けても良かったのにぐうたらな私、サボりたくなって1年で辞めてしまいました。