抗がん剤治療を4回行い、いよいよ手術の為に入院をしました。
小児科以来の聖マリアンナ医大病院での入院です。
ベッド脇にはミニバーやテレビがあります。ちょっとした旅気分。
手術前夜、麻酔科のお兄さんが来て、笑わされました。話がコントのようで、とにかく面白いのです。
きっと手術を受ける患者さん全員に、少しでもリラックスして欲しいんだろうなと思いました。
『明日は、キャンディもなめちゃいけないんですよね?』と訊くと、『きゃあんでぃ~?きゃあんでぃ~?ダメー!』と大げさなリアクションです。
同室のお姉さんが、チョコレートをくれました。『明日はもう何も食べられないでしょ?これどうぞ。手術は「はーい、ちくっとしますよー」の次に「はーい、終りましたよー」て感じよ。大丈夫』。私も彼女のように、にっこりと返しました。
手術当日です。両親と兄が来てくれました。私は朝ごはんの代わりに点滴を打っていました。
手術室へは、両親にはさまれながら歩いて行きました。
手術室へ入る直前、ナースさんに『大丈夫ですか?』と訊かれました。『そう言われると大丈夫でいちゃいけない気がします。私いつも体弱くてここの小児科にも入院したことあるんですよ』と答えました。ナースさんは、笑顔です。
手術室の寝台に横になる時、その雰囲気が『白い巨塔』のようで思わず『写メしたい!』と喉まで出かかりましたが、あまりの物々しさに口にすることは出来ませんでした。
『はーい、終りましたよー』。チョコレートの彼女の言う通りです。
手術室を出て最初に、母が私の名前を呼んでくれました。父と兄には、ピース。
それから別室に行く時、ナースさんが『ストレッチャーで運ばれるの初めて?』と私に尋ねました。
声が出ません。『ピーター・パン!』とささやきました。
ナースさんは『そっかそっか、ディズニーランドのアトラクションみたいか』と笑っています。
だって本当に、『ピーター・パン空の旅』みたいなんだもの!ストレッチャーが角を曲がるごとに、廊下の天井がぐるぐると回るのです。
翌朝めざめて、胸に手を当てました。胸はないけど、さわったら温かいです。
昼食は焼きそばでした。これが普通の焼きそばじゃない。透明の使い捨て容器に割りばしです。秋祭りの味です。聖マリアンナは、気が利いていました。
この傷跡は勲章と決めました。本当に綺麗に処置して頂きました。
傷跡の周りに、古いセロハンテープのようなぱりぱりとしたものが貼りつけてあります。帰宅後はがしてみました。後で、もらった書類に『自然に取れるのをお待ち下さい』と書いてあるのを知りました。リハビリテーションについてイラストが載っています。
髪が生えてきました。切った髪ではなく、生えた髪なので、ぬいぐるみのようにふかふかとしています。母にさわってもらいました。『本当だぬいぐるみみたい』と母。
くせ毛に泣かされた私、ブラウンのボブスタイルのウィッグで出かけるのは楽しみなことでした。
そして人生で1度と思われるベリーショート。こちらも楽しみなことでありました。
ここで読んで下さった女性の皆さまに、お願いがあります。どうか検診を毎年受けて下さい。失ってからでは遅いのです。
そして重要なお話です。母の献身なくしてはこれは語れませんでした。10種類以上の検査を受けた時、母は38度の熱があったにもかかわらず、最後までずっと付き添ってくれたのです。入院中も毎日足を運んでくれました。
お母さん、本当にどうもありがとう。
小児科以来の聖マリアンナ医大病院での入院です。
ベッド脇にはミニバーやテレビがあります。ちょっとした旅気分。
手術前夜、麻酔科のお兄さんが来て、笑わされました。話がコントのようで、とにかく面白いのです。
きっと手術を受ける患者さん全員に、少しでもリラックスして欲しいんだろうなと思いました。
『明日は、キャンディもなめちゃいけないんですよね?』と訊くと、『きゃあんでぃ~?きゃあんでぃ~?ダメー!』と大げさなリアクションです。
同室のお姉さんが、チョコレートをくれました。『明日はもう何も食べられないでしょ?これどうぞ。手術は「はーい、ちくっとしますよー」の次に「はーい、終りましたよー」て感じよ。大丈夫』。私も彼女のように、にっこりと返しました。
手術当日です。両親と兄が来てくれました。私は朝ごはんの代わりに点滴を打っていました。
手術室へは、両親にはさまれながら歩いて行きました。
手術室へ入る直前、ナースさんに『大丈夫ですか?』と訊かれました。『そう言われると大丈夫でいちゃいけない気がします。私いつも体弱くてここの小児科にも入院したことあるんですよ』と答えました。ナースさんは、笑顔です。
手術室の寝台に横になる時、その雰囲気が『白い巨塔』のようで思わず『写メしたい!』と喉まで出かかりましたが、あまりの物々しさに口にすることは出来ませんでした。
『はーい、終りましたよー』。チョコレートの彼女の言う通りです。
手術室を出て最初に、母が私の名前を呼んでくれました。父と兄には、ピース。
それから別室に行く時、ナースさんが『ストレッチャーで運ばれるの初めて?』と私に尋ねました。
声が出ません。『ピーター・パン!』とささやきました。
ナースさんは『そっかそっか、ディズニーランドのアトラクションみたいか』と笑っています。
だって本当に、『ピーター・パン空の旅』みたいなんだもの!ストレッチャーが角を曲がるごとに、廊下の天井がぐるぐると回るのです。
翌朝めざめて、胸に手を当てました。胸はないけど、さわったら温かいです。
昼食は焼きそばでした。これが普通の焼きそばじゃない。透明の使い捨て容器に割りばしです。秋祭りの味です。聖マリアンナは、気が利いていました。
この傷跡は勲章と決めました。本当に綺麗に処置して頂きました。
傷跡の周りに、古いセロハンテープのようなぱりぱりとしたものが貼りつけてあります。帰宅後はがしてみました。後で、もらった書類に『自然に取れるのをお待ち下さい』と書いてあるのを知りました。リハビリテーションについてイラストが載っています。
髪が生えてきました。切った髪ではなく、生えた髪なので、ぬいぐるみのようにふかふかとしています。母にさわってもらいました。『本当だぬいぐるみみたい』と母。
くせ毛に泣かされた私、ブラウンのボブスタイルのウィッグで出かけるのは楽しみなことでした。
そして人生で1度と思われるベリーショート。こちらも楽しみなことでありました。
ここで読んで下さった女性の皆さまに、お願いがあります。どうか検診を毎年受けて下さい。失ってからでは遅いのです。
そして重要なお話です。母の献身なくしてはこれは語れませんでした。10種類以上の検査を受けた時、母は38度の熱があったにもかかわらず、最後までずっと付き添ってくれたのです。入院中も毎日足を運んでくれました。
お母さん、本当にどうもありがとう。