卓越したミュージシャンの多いアメリカ。
その中でもひときわ際立った個性を発揮したアーティスト。
-Jazz,Pops,R&Bの3部門で計7度のグラミー賞に輝く-
そんなvocalist、AlJarreau(アル・ジャロウ)さんが2/12に亡くなったというニュースを目の当たりにしました。
彼の歌は大阪のBillboardで2012年に、東京のBLUE NOTEで2014年にそれぞれ1度ずつ聴いています。
大阪の時は、僕の席のすぐ近くで歌ってくれました。
キーボード奏者のGeorge Dukeも一緒で、本当に素敵だった。
東京の時は、杖をつきながらステージに現れて心配しましたが、歌い出した瞬間にその場の空気が一変しました。
歌で愛を語るときには、彼のような屈託のなさと純粋な笑顔が必要なんだと思います。
僕は、歌声のみならずそんな人間性のファンでもありました。
彼の音楽を語ろうとしても、うまい言葉が何も見つからない。
本当に心に響く。
ライブ中、自分で気持ち悪いと思えるくらいずっと笑顔になってる。
そして、泣いたり歓声を上げたり。
生きる、生きている、ってことを身を持って体現し、聴衆にもその経験をさせてくれるアーティスト。
まだ本人が望むのならば。
そして、あの世というものがあるのならば。
盟友George Dukeをはじめたくさんのアーティストとセッションして楽しんでほしいです。
どうぞ、安らかに。
ありがとう。