ちょうど今日のTVで、

ミツバチと共に鹿児島から青森まで移動する、

養蜂家を追った番組がありました

懐かしくて、見入ってしまい、

昔の思い出が、一気に蘇りました

 

昔(70年代前半)、父親の友人に養蜂家がおり、

何回か、養蜂をしている現場に、

連れていってもらいました

播州の内陸部の、

農村の縁の森林の際に、

その家の養蜂場がありました

 

飼育するミツバチの種類として、

最近はニホンミツバチ

(ハチ目ミツバチ科ミツバチ属の、

トウヨウミツバチの日本固有亜種)を用いての、

養蜂が少しずつ増えているようです

 

理由として、

主流であるセイヨウミツバチ

(同ミツバチ属セイヨウミツバチ)には、

多くの亜種があるうち、

日本では、

攻撃性が少ない亜種である、

イタリアミツバチやドイツミツバチが多いそうです

 

しかしこれらの亜種は、

天敵であるスズメバチ類への抵抗手段を持たず、

しばしば多くのハチが一度に虐殺されます

 

そのことへの対抗策として、

スズメバチを多数のハチが包み込み、

羽を震わせて体温を上げ、

熱で殺すミツバチボールで対抗する、

ニホンミツバチの方が、

生残りやすいためだそうです

しかし飼い易さでは、 

穏やかで大量のハチミツを作る、

セイヨウミツバチの方が、

はるかに良いそうです

その時も、セイヨウミツバチでした

 

ハチの巣箱のすぐ横まで行きましたが、

セイヨウミツバチは、

飼育時に着る防護服姿に慣れており、

巣箱の蓋を外さなければ、

ほぼ攻撃することはなく、

拍子抜けするほどでした

沢山のハチが目の前を飛回る姿は、

じきに恐怖感も薄れ、

なかなか壮観でした

 

同じ家畜となった昆虫でも、

カイコは5千年以上の歴史があるそうですが、

巣箱でのミツバチ飼育は2千数百年前の、

ローマ時代からだそうです

その割に扱い易いのは、

元々、非常に飼い易く生産量の高い、

昆虫だったからでしょう

 

その養蜂家から、

ミツバチの毒は、

アレルギー(アナフィラキシーショック)を、

起こさないので、

ハチに肩をわざと刺される、

肩凝り治療法があるということで、

親子で受けたことがあります

当然激痛です

 

捕まえてある、寿命(1月少し)が終わり近い、

ハチをピンセットでつかみ、

針を肩に押付けるのです

すると針は尻から外れますが、

その針を抜いて、また別の場所に刺すのです

一種の鍼灸であるとのこと

 

2回目以降の針では、痛みが少し弱いので、

そちらにしてくださいと頼みましたが、

小学生のくせに、私は、

重い肩こりに悩まされていたので、

何度も痛い方を刺されていました

 

蜂針療法といって、

世界中のミツバチ飼育地域で、

行なわれているそうですが、

果たして日本でも、

今も行なわれているのでしょうか

(私はもう結構ですが)

(後編に続きます)(2023.6)