私は家事の中では食器洗いが好きです
掃除よりも、1つ1つの食器がきれいになるという、
小さな達成感が良いのもありますが、
要は、水を触るのが個人的に好きみたいです
それと通ずるのかもしれません
少し前から庭木の世話をしないで済む環境になり、
清々しているのですが、
ただ唯一、またやってもと思うのが、
庭木や花壇への水やりです
風呂の残り水や、化学的には綺麗な家庭排水を使い、
少々こぼれ、時々濡れながら、
水道代を節約できた自己満足を感じつつ、
草木に注ぐのも、嫌いではありません
その水やりの思い出としては、
1994年が猛暑で梅雨時期から水不足となり、
前年からの米の記録的不作とも重なり、
大変だった時のことが思出されます
当時山陰にいましたが、
親しくさせていただいた70代の女性が、
お1人で農業をされていて、
サツマイモ畑の水遣りが追付かず、
夏の間十何回も水遣りのお手伝いをしたことが、
ありました
重労働なれど、渇き切った土には、
「焼石に水」状態という印象でしたが、
サツマイモにはかえって、
多少の水不足は良い影響で、
秋には例年に増して甘いサツマイモを頂きました
芋掘りは狩猟採集の本能に触れるのか、
結構、血が騒ぎます
近年は熊本地震時の支援で買ったシルクスィート等、
様々なサツマイモ品種が出回っています
しかし90年代には、
全国的にまだ多くの品種が栽培されておらず、
鹿児島の料理屋で沢山の品種を食べ比べた機会に、
その豊かさに驚いた記憶があります
サツマイモ(ナス目ヒルガオ科サツマイモ属)は、
本来熱帯-亜熱帯の作物で、
地下茎であるジャガイモと違い、
根に栄養を蓄えるものですが、
芋による栽培は同じくクローン生殖になります
品種改良は種を取ってのため、
花が咲く鹿児島県南部以南でしか、
出来ないからです
ヒルガオ科で朝顔に似た可愛い花が咲きますが、
短日種といって、夏に昼が長い鹿児島北部以北の地では、
花をつけないのです
本州でも稀にサツマイモが開花して、
ニュースになりますが、
芋が育たない悪い環境の時、
緊急事態への生残り戦略であるようです
サツマイモは江戸中期の享保の大飢饉を救った、
代表的な救荒作物として、
日本中に普及したそうです
欧州でのジャガイモと並び、
多くの命を救った、
歴史のある作物です(2020.7)
