言いわけの前置きからで、すみません 

 

他の場所では個人的な立場を明らかにして、

書くことも多いですが、

基本的にこのブログでは、

政治的な問題に立入ることはしないつもりです

 

その上で、あえて言うべきことも、

あるかと思います

 

最近でも、放射性物質の、

高い数値での検出がはっきり確認され、

報道されている食材は、

淡水・汽水魚をはじめ何種類かありますが、

その代表というべきものに、

コシアブラ(真正キク類ウコギ科)があります

 

ウコギ,タラノキ,ウド,タカノツメ等、

ウコギ科という分類群には、

春に新芽が山菜として用いられる、

樹木性植物が何種もあり、

採集して農産物として販売されています

その多くでは、

2011年の原発事故による、

放射性セシウムの線量が、

12年後の今は、必ずしも高くありません

 

しかしその中、

未だに基準値を超えた線量を、

度々記録し続けるものがあるのが、

コシアブラの新芽なのです

 

これら食用となるウコギ科樹木は、

多く人里近い、

日当たりのよい山林に自生し、

全国各地で、

少量ずつ採取され、

販売や自家消費されています

 

原発事故により莫大に放出され、

今も残る放射性物質の代表は、

セシウム134,セシウム137,ストロンチウム90です

 

その内でストロンチウムは、

元素の科学的性質がカルシウムと近く、

主に動物の骨等に取込まれる影響が問題です

一方セシウムは、カリウムと近く、

動物ももちろんですが、

植物に大量に摂込まれることが知られています

 

放射性セシウムのうち、

セシウム134(原子核が陽子55個と中性子79個からなる)と、

セシウム137(陽子55個と中性子82個)が、

ベータ線を放出して核崩壊する、

その影響が問題となっています

 

その崩壊速度を測る基準として、

元素の量が2分の1になる、半減期があります

これがセシウム134では約2年、

セシウム137では約30年です

 

2011原発事故の際、

134と137はおよそ同量放出されましたが、

12年たって134は60分の1以下に減りました

しかし137は未だ半量をはるか越える量が残り、

これが問題なのです

 

同じ食用となるウコギ科の若芽の中でも、

種によって線量値が違う仕組みは分りませんが、

未だに圧倒的に高い放射性セシウムが、

検出されることがあるのが、

コシアブラなのです

 

さらに問題なのが、

多くの栽培野菜と違い、

1つの場所では短い時期に、

採られ、少量が店頭に出されます

その結果、

道の駅や農協の販売所はじめ、

多様な場所で、

検査されないままのコシアブラが並びます

 

そして1ヶ所での供給は限られるので、

旬の生鮮食品として、

果たしてどこで採られたか不明なまま、

もしかしたら、

被災地から遠い場所にも運ばれ、

線量を測られないまま、

消費されているのです

 

その結果アク抜き不要の、

上品な山菜の天婦羅として、

食べられているのです

例えばゼンマイ,ワラビのような、

煮てアク抜きをする必要のある、

植物と比べても、放射性物質を、

人が摂込み易い食材なのです

 

物議をかもす言葉かもしれませんが、

今、コシアブラの時期はまだ続く中、

あくまで私個人の姿勢を申します

 

もし私ならば、

今しばらくの間、

たとえ西日本に住んでいても、

2-30代以下の家族,友人にはとりわけ、

コシアブラを食べさせません(2023.6)