ディズニーワールドが新型コロナ感染症の流行減衰を踏まえ、

パレードはじめ通常営業に戻したことなど、

ゴールデンウィークの観光地が大混雑になりそうで、

何か国の無策の結果(例えば若い世代へ事実上、

ワクチン接種の奨励をあきらためたとか)が、

予想外の厄災を生まないか、憂慮しています

 

そのディズニーの作品ですが、

「ファインディングニモ」は、

とても楽しく、良い作品とは思いながら、

どうしても少し、残念に思うところがあります

 

映画の中で、原語の英語では、

種名まで確定できるか確認できていませんが、

ニモの父親のマーリンは、

カクレクマノミと自称しています

 

マーリンの連合いの母親は育ていた卵ごと、

ニモを残してオニカマスに食べられてしまいました

ニモはその時卵殻が傷付けられ、

片方の胸鰭が成長できなかった、

障がい者の設定の物語です

その親のマーリンが、

子どもの成長を信じる過程を描いたことは、

時代に合った作品なのでしょう

(この程度はネタバレではないと思います)

 

その上での話ですが、

連合いを亡くしてからも、

マーリンが父親であること

物語の雌雄の性配置は無意識上も揺るぎません

 

カクレクマノミ(オヴァレンタリア類スズメダイ科クマノミ亜科,

スズキ目最近から分離が有力)は、

遺伝的には雌雄は同じです

イソギンチャクと共生し、

おそらくイソギンチャクに獲物を誘い込むため、

あえて派手な色彩と目を持つカクレクマノミは、

1個体のイソギンチャク内のコロニーで、

大きさのNo1がメス、

No2がオスになり、

他の小さい個体は、血縁性のあるなしに関わらず、

No2になるまで性成熟しません

 

これはおそらく、

生息の場であるイソギンチャクの数に合わせ、

繁殖戦略を進化させた、

生物進化としても自然なことです

 

上にあげた映画の1本目は2003年とのこと

今と比べると、

日本よりセクシュアルマイノリティへの、

人権意識の進んでいる米国でも、

もっと偏見が強かった時代です

 

今は逆に政治的には分断が進んでいますが、

生物学研究の世界ではヒトを含め、

性が生物種ごとに多様であるのは、

すでに当たり前の科学的事実です

 

勝手な妄想ですが、ディズニーが次に、

マーリンが母親になって大活躍、

という作品が受入られて出せる、

世界を待望みます(2023.4)