子どもの将来を心配されている方から、
質問がありました
一応私見として以下の趣旨の文章を送りました
ダイオキシン類で最も脅威的とされ、
今も心配されているのは、
PCB(ポリ塩化ビフェニル、つまり、
2つのベンゼン環が塩素と結びついた分子の重合体)が、
様々な化合物の総称である中の、
PCBダイオキシン様態=ベンゼン環が、
2つの酸素イオンで結合したものを持つ化合物です
これらはTCDDと呼ばれますが、
PCBとしても、ダイオキシン類としても、
圧倒的に発ガン性はじめ毒性が高い物質です
カネミ油症事件の原因物質でもあり、
またベトナム戦争で使われた悪名高い枯草剤、
「エージェントオレンジ」の主成分
(およびその前駆物質)でもありました
このTCDDはあまりにも、
毒性・催奇形性合わせた致死性が高いため、
食物連鎖で生物濃縮される前に、
生物を殺すのではという説さえあります
なのでさすがに今は、大量に生成をしないようにされ、
おそらく今は、最も多いのが、
塩化ビニール等、塩化樹脂の低温での焼却による、
微量でありながら日常的な、
環境流出です
ですから、逆説的に、
世界中どの生物も、
微量のTCDDに冒されているわけです
地球に住む限り、等しく避けられないのです
もしTCDDの含有量が、
何らかの理由で高められた食物なら、
絶対に避けねばなりません
しかし最近では、そのような食品の重大な汚染の報告は、
多分ニュースには出ていません
生物に悪影響を及ぼす物質には、
膨大な種類があります
例えば、放射性物質蓄積(放射性CsやSr)ならば、
今の時点で、
危ないと言われている食材
(原発事故被災地近くのキノコ類やコゴミがよく挙げられます)と、
はるかに含有量が少ない白米とでは、
取るべき対応は同じではありません
魚の放射性物質汚染を例として挙げると、原発事故直後は、
表層でのプランクトン生態である、
シラス類がかなり危険でしたが、
今はメバル類のような長寿命の磯魚の内臓、
あるいは森から常に放射性物質が流れてくる、
淡水・汽水魚が、
最も心配と言われています
放射性物質と化学物質の全体の影響として、
おそらく、安全な食物だけを食べることは不可能で、
危険な食品を禁忌することも、さることながら、
むしろ、
なるべく多くの食べ物を摂る食生活の方が、
論外のTCDD以外のダイオキシンはじめ、
人体に悪い物質の、
大量摂取を避ける道になるのではと思われます
母親となる女性が、
母乳への影響を心配するのは当然です
その上で例えば、
妊娠初期の胎児と、生後母乳を飲む嬰児では、
おそらく1つ1つの物質による危険性も異なります
医学的に、どの物質がどこまで安全かという線引きは、
多分私たち素人にはほぼ不可能です
後は、疫学的⁼病理学的な統計報告について、
それを出している機関を信じるか否か、
しかないと思います
ライフスタイル含めた、1人ずつの生き方が、
極端な事故等の被害を除く、
対応方なのではないかと思います
もし私の思いで言うなら、
仮に淀川河口や原発温排水排出水域の水産物、
あるいは淡水・汽水域の魚の内臓を大量に食べる人には、
ぜひ止めることを勧めます
でも日常的に、
そうでない多様な食品を食べている人は、
むしろ総合的に、健康が保たれるのではと考えています(2022.9)
