白菜もキャベツも、春になると玉の中のトウが立ってきて、

中に花芽や子ども(出芽)が出来てきます

冬のしっかりしたものに比べ味は落ちるのですが、

春の風情を楽しんでいのちを頂くことにも、

また喜びを感じます。

 

進化生物学の中では、

家畜や野菜がヒトに食べられるのもまた、

それぞれの種の生存戦略という説があります

元々野生では、

他の生物に食べられながら生残ってきた、

何億年の歴史を経ています

たとえ大部分の個体が食べられても、

地球の生態系の頂点に立つヒトによって、

次の世代が安全に育てられているのは、

立派な共生関係と考えられるという、

仮説です

 

もしこの説がなにほどか正しいなら、

共に生きる沢山のいのちを感謝していただいて、

私たちも受継いだいのちに足りるものを、

自然や農業にお返しすることが、

求められているのでしょう

 

「神はすべてのいのちを統べたもう」

昔学んだ、国立大学の農学部の講義で、

農に向合う心構えとして、

教えられた言葉です。

 

ついでに言うと、毎日食事をもらい昼寝をしながら、

それでも飼い主の癒しや、

ダイエット役を散歩で引受けるわが家の犬も、

多分立派な共生生物です(2020.3)