桜と言えばということで、
一番私が連想するのは、「桜鯛」です
桜鯛というと、旬で美味しそうなイメージがあります
しかし実はマダイの旬は夏-冬で、
一年中で春だけは産卵期で卵巣精巣にエネルギーが取られ、
マダイが比較的美味しくない季節です
明石では「桜鯛」というと、本来は、
冬の一番脂の乗ったマダイが赤色の鮮やかさを増す姿を指すことが、
多いようです
また、マダイの近縁で、
鰓蓋の後端が血がにじんだように見えることから名付けられた、
チダイという魚がいます
瀬戸内海にはあまりいないのですが、
このチダイの旬が春で、
この時期だけはマダイよりおいしいということで、
「桜鯛」と呼ばれることもあります
瀬戸内では春の時期には、
春-夏が旬のキダイ(レンコダイ)がおいしくて重用されます
黄色も出てくれば黒も、
ということで、大阪湾北部の阪神間で、
マダイの次に好まれているのはクロダイ(チヌ)でしょう
波止場などの釣りで人気の魚ですが、
あまりまとまって漁獲されません
若葉萌える初夏から秋が旬のチヌは、
茅渟浦(ちぬのうら)という、
阪神地域の古名の由来になりました
西宮えびすもそうですし、
何かと鯛たちと縁の深い阪神間です(2020.4)
