コーヒーブルース | 上田 真一郎 犬のためのヒーリングデバイス CS60

上田 真一郎 犬のためのヒーリングデバイス CS60

   大切なことは全部犬が教えてくれた
ペットと飼い主さんを「言葉」でつなぐコミュニケーションを。

 

 

子供の頃、いつも実家のコーヒーメーカーの

横には「イノダコーヒ」のアラビアの真珠が

入った赤い缶々が鎮座していた。どうやら母

が好きで、もちろん通販なんて洒落たものな

んて無い時代だったので、京都のイノダコー

ヒまで買いに行っていたのだろう。そして、

いつも決まって淹れ立てのコーヒーの中にド

バドバと牛乳と砂糖を投入していた。

 

 

それから長い年月が流れ、故郷を離れ結婚も

した僕は、京都旅行でイノダコーヒ本店に立

ち寄ってみた。

 

どうやらこの店のコーヒーの基本は、タップ

リのミルクと砂糖が必須の様だと京都まで来

て初めて知った。

 

このイノダコーヒは、フォークシンガーの高

田渡さんが「コーヒーブルース」の中で歌っ

ている。高田さんといえば、吉祥寺のいせや

総本店の隅っこで呑んでいる印象しかないけ

れど。高田さんは亡くなり、いせや総本店も

小洒落たビルに変わってしまった。

 

♫三条へ行かなくちゃ

♫三条境町のイノダっていうコーヒー屋へね

♫あの娘に逢いに

♫なに 好きなコーヒーを少しばかり

 

ほんとうにいい娘さんがちゃんとミルクと砂

糖を入れて供しても良いか聞いてくれる。

まったく曲の通りなのだった。

 

まだ若い頃は

 

「あんなのミルクコーヒーじゃ」

 

と粋がっていたけれど熱くて甘いのをお願い

、と言えるまでにようやくなれた。随分と時

間は掛かったけれど。

 

同じような経験をケニアでしたんだけれど、

長くなっちゃうので覚えていたらまた。

 

高田渡さんの「コーヒーブルース」。

オリジナルはもちろん良いのだが、実は個人

的には辻香織さんがカヴァーしたものが好き

なのだ。白ヘルの時代なんてまったく関係の

ない雰囲気なんだけど、どうしてこんなに心

に残るのか理由(わけ)はわからない。

リリースされて相当時間も経っているけれど

相変わらず聴いている。

 

 

    

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   わんわん ワンコがいっぱいです わんわん