葉や花びらをジッとよく見てみると、小さな
赤黒い斑点が見てとれます。
この模様には兄弟の悲しい話が秘められてい
るのです。
昔、腕の良い鷹匠の兄弟が住んでいました。
ある黄色い花を付ける草を薬草として傷つい
た鷹の治療薬として使っていました。この事
は秘伝の薬として兄弟二人だけに秘密にして
いたのです。
ところがある日、弟がうっかりとその秘密を
村人に漏らしてしまい、群生していた秘伝の
薬草は荒らされてしまったのです。
怒った兄は弟を斬り、その血飛沫が薬草の葉
に飛び散って、赤黒い模様となったのです。
このことからその薬草は弟切草と呼ばれる様
になったのです。
弟切草(オトギリソウ)
オトギリソウ科 オトギリソウ属
別名 鷹の傷薬 血止め草
花言葉 「迷信」「敵意」「秘密」「恨み」
そんなおどろおどろしい由来や花言葉を人間
に勝手につけられるのも、野花が愛されてい
るからなんだろうなと思います。
インスタはコチラです
ワンコがいっぱいです