この歳になってくるとそうそう他人様からあ
からさまな攻撃（口撃？）を受けたり、嫌な
思いをさせられたりする事はほとんど無くな
ってくるんだけれど、そうして安穏と日々を
過ごすに連れ、それらに対する免疫力は明ら
かに弱体化してしまうようだ。
必要が無いんだから仕方がないよね、とも思
うのだが、突然の贈り物ならぬ突然の無造作
な袈裟斬りを受けてしまうと、華麗に身をか
わして傷を防いだつもりでも、実は心には疵
が残っていたりする。
だって悍しい音声が耳に残ってしまうから。
そんな輩など歯牙にも掛けないことがベスト
だとはわかってはいるものの、天使にも悪魔
にもなれていない僕如きではそう簡単にその
心境には至れない。
ただ、それほどまでに内心では怒っていても
、眠れずに明け方観た映画の１シーンだけで
沼から脱出するきっかけを掴める事もあるの
が不思議。それが前回のおはなし。
そこに行くまでは大変だったけれど。
仕事関連だとそれ用の曲を聴けば完了するん
だけどさ。
そんなこんなで小津安二郎先生の映画はデリ
カシーがあるから好きだな、僕はデリカシー
ということが好きだし、気をつけたいし、大
事にしたいと改めて思った。
唐突に小津映画なのだけれど、フィルムその
ものがデリカシーだと思うのです。
だからデリカシーが洋服を着た象徴が、かの
美しき原節子さんなんだと行き着いた次第。
だから、人のことを嫌う科白すら素敵。
なので今度使ってやろう、と心に刻んでいま
すよ。 （それは違うぞ、自分。 笑）
嫌い。
あんな内緒事みたいな
ニオイのする人。
この科白は原節子さんではなく、宗方姉妹
（姉妹と書いてきょうだい）高峰秀子さん
インスタはじめました
ワンコがいっぱいです