マグダラのマリア 赦すということ。 | 上田 真一郎 犬のためのヒーリングデバイス CS60

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   大切なことは全部犬が教えてくれた
ペットと飼い主さんを「言葉」でつなぐコミュニケーションを。

寝入りだけはいいものの、なかなか深夜に定

期的に目が覚めてしまうリズムが抜けないで

います。

 

愛犬の寝息を確かめながら添い寝する癖。

 

立ち上がる布ずれの音を聞いただけで身体を

起こす癖。

 

夜明けは未だかと何度も時計の表示に目をや

る癖。

 

緊張感の中で繰り返したルーティンはおいそ

れと忘れられないという事を6年ぶりに思い

出しています。

 

今朝も3時に目を覚まし、1時間じっとして

いたのだけれど、このまま夜明けまで寝られ

ないような気がして、休日だという事もあり

、レンタルしたまま観れずにいた映画を流す

ことにしたのです。

 

【マグダラのマリア】

 

監督は「ライオン~25年目のただいま」の

ガース・デイヴィス。

 

マリアには「ドラゴン・タトゥーの女」や「

キャロル」のルーニー・マーラ。

 

ルーニー・マーラがマグダラのマリアを演じ

たという事だけでとにかく観たかった映画な

のです。

 

 

マグダラのマリアとは、イエス・キリストの

流布の旅路に十二使徒と共に同行した女性で

、つい最近まで「娼婦だった」とガセネタを

流されていた女性なのですが、そんな記述は

歴史上のどの文献を探しても見当たらず、恐

らくは男尊女卑の世界に生きる男性からの妬

みや嫉みが産み出した嘘だと思っています。

 

映画は淡々とエルサレムへと向かうイエスの

旅を、マリアという女性の目線で追うもので

、最初のうちはどこかカット繋ぎが雑だった

りもしたのですが、逆にそれが書の頁を捲る

雰囲気にも思える不思議さがありました。

 

あくまでも想像ですが、監督がルーニーを好

きすぎて、カメラを回し過ぎて編集に困った

結果ではないかと思いながら観ていました。

 

映画でもマリアだけは男の使徒達とは違って

信念が揺らぐことなくイエスの生涯に寄り添

った姿が描かれています。復活にも立ち会っ

て。

 

退屈して寝てしまうかなとも思っていたので

すが、とても良質な映画でした。

 

 

先代のパピヨン、美波さんのあだ名をこのマ

グダラのマリアから発展させた事もあって、

彼女には妙に親近感を覚えてしまうのです。

 

そんな美波さんが育ててくれた瀬里にお花を

いただいたり、霊園にまで出向いてくださっ

た方々への感謝の気持ちとして、我が家の大

好物である成城アルプスのマドレーヌを贈っ

たのですが、フランスではマグダラのマリア

は「マドレーヌ」と呼ばれているそうなので

す。

 

 

名の由来は諸説あろうかと思いますが、そん

な事もなんとなく繋がった気がして、気持ち

が救われる想いがしました。

 

劇中、イエスが説いて、その思いを受け継い

だマリアもペトロに説く科白で心に残った言

葉があります。

 

憎しみを消せないでいる女性に、憎み続けて

もその憎しみを自分で背負ってしまい苦しむ

だけだ。だから赦せ、と。

 

赦すということ。

 

このことを思い起こさせてくれたことに感謝

したいと思いながらエンドロールを見つめて

いました。

 

   

   ベル インスタはじめました ベル

   わんわん ワンコがいっぱいです わんわん