雲ひとつない冬晴れ。
此の所定期的に施術していた老犬が亡くなっ
たと連絡をいただいて、昨日会ってきました
。
全てを万端整えて見事な生き様。
６年前に捨てられていた子を引き取って、愛
情いっぱいに育てた飼い主さんが泣きながら
「どうしてこんないい子を捨てるのかしら」
と仰るけれど、哀しみの途中ながら、否、だ
からこそ伝えなければならない事。
「この家の家族になる為に捨てさせたんで
すよ」
すると、飼い主さんは堰を切ったように当時
の不思議な巡り合わせを話し始めました。
全てが不思議だけど、今思えば全てが必然。
そんな素晴らしい彼の旅立ちに相応しい青空
でした。またね。
ラジオのパーソナリティーの
「明日はクリスマス・イヴですね」
の声を聞いて凍りついた冬の朝。
慌ただしさとかを通り越して季節感を喪失し
ていくのは老化の現象なんだろうかと、つい
自虐的に感じてしまう。
風の時代とやらに入った様なんだけど、そも
そも僕らは１４の頃には風になっていた。
硝子のジェネレーション以前の風のジェネレ
ーション。
中学生の頃に「独り、旅に出る」と云う切符
を突きつけてくれた楽曲に出逢えたのは幸運
としか言いようがないと思う。
在来線に飛び乗って、なんてわざわざしなく
てもみんなそれぞれ旅人になった。
車窓をたった今の現実がビュンビュンと過去
になって流れていく。
この頃に、書を捨てよ、旅に出よう、とは即
ち自由で在ると云うことなのだと勝手な解釈
をしてそのまんま現在に至った気がしないで
もない。
インスタはじめました
ワンコがいっぱいです