犬と生きる | 上田 真一郎 犬のためのヒーリングデバイス CS60

上田 真一郎 犬のためのヒーリングデバイス CS60

   大切なことは全部犬が教えてくれた
ペットと飼い主さんを「言葉」でつなぐコミュニケーションを。

百舌の高鳴き。

縄張りを宣言する行為ですが、

高鳴きが始まると、秋ですね。

 

 

ベビーカーに乗せられてドッグランに来てい

た子が、久しぶりに公園で会ったらボール遊

びして遊んでた、なんて衝撃も多々あるので

すが、そんな、人間以上に驚きよりもしみじ

みと時の流れを感じてしまうのが犬なのかも

しれません。

 

尤も人間の子だって、ついこないだ中学に入

学したと思っていたのにもう大学受験という

感じですもの。歳は取るわけです。

 

以前も書いたことがあるかと思うのですが、

普段頻繁に散歩で会っていた飼い主さんを暫

く見掛けなくなると「病気??」と余計な心

配をしてしまいます。

 

 

ほんの数日前ですが、いつものあさんぽ仲間

と「コーギーの○○ちゃん、見ないよね」と

話していたら、翌日バッタリと出くわして、

 

「あ~~!噂してたんですよ。

 元気してました?」

 

と、元気そうな姿に安堵しつつ声を掛けると

 

「実はね、腰を悪くして足も弱ったもんだか

 ら、杖ついて歩いてたの。

 だからこの子も太っちゃって」

 

こうして着実に犬と共に年老いていくのも、

犬と生きる、という事なのかもしれません。

 

犬の場合、7歳からシニアと呼ばれるカテゴ

リーに入っていきます。この7歳という設定

は随分と昔から言われた事なので、獣医療の

進歩や食生活の改善で平均寿命も延びている

現代では、その概念を変えたほうが良いので

はと言われますし、確かにその通りなのです

が、会話の中では

 

「もう7歳になっちゃう」

 

というフレーズが頻繁に聞かれる様になって

きました。

 

 

今朝も、なず菜のことをパピーの頃からよく

知る飼い主さんと会ったときに、その方の愛

犬の顔にも白いものが目立つ様になってきて

 

「白髪増えちゃったね~」

 

と犬の方に話しかけていたら

 

「だってもう9歳だもの。

 なずちゃんはドッグランで動けなくて固ま

 ってたから、この子がいつも気にしてたわ

 よね~。今ではなずちゃん、こんなに立派

 になっちゃって。

 この子も老けちゃう訳だわ」

 

そんななず菜ですら5歳になった事に驚いて

しまいます。

 

犬はどうしても、人よりも急ぎ足で歩いてし

まうので、余計に時間にはいつも寂寥感を纏

いつつ過ごしていかなければならない宿命が

あります。

 

人間の食べるものだったら、どうしても時間

や都合が許さないときは、仕方なく出来合い

に頼ってしまう事があっても、犬ごはんに関

しては出来合いで済ますことが出来なくても

ちっとも辛くもないのは、勝手に人間側だけ

が感じている時間の儚さからくる愛惜の情の

なせる業なのでしょう。

 

そんな事を想っていたら聴きたくなった

辻井さんの紡ぎ出す「月光ソナタ」。

 

   

   ベル インスタはじめました ベル

   わんわん ワンコがいっぱいです わんわん