闇の向うへ跳ぶ者は | 上田 真一郎 犬のためのヒーリングデバイス CS60

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   大切なことは全部犬が教えてくれた
ペットと飼い主さんを「言葉」でつなぐコミュニケーションを。

 

 

木下闇(木の下闇)。

このしたやみ、と読むそうです。

 

夏の季語で、下記の様に解説されています。

 

鬱蒼と茂る木立の暗がりのこと。

昼でも暗く涼しい。

夏の強い日差しのもとでは闇の様である。

 

夏が始まると、人よりもはるかに体高の低

い愛犬を連れての散歩はとても神経を使い

ます。

 

 

アスファルトの照り返しも恐ければ、肉球

の火傷も心配です。

 

そんな中で、木立に身を置いた時に風でも

吹いてくれれば、そこは途端にオアシスと

化すのです。

 

が、木の下闇の云う木立の下とは、森林浴

の爽やかさではなく、どこか不気味な感覚

を指している様ですね。

 

芭蕉の句でも使われています。

 

須磨寺や吹かぬ笛聞く木下闇

 

須磨寺の境内の薄暗い木立に立っていると

どこからともなく平敦盛の吹く青葉の笛の

音が聞こえてくる様だと詠んでいます。

 

 

平敦盛とは、義経のひよどり越えの逆落し

の奇襲に敗れ、討ち取られた平家の武将で

享年十六。

 

その地に建つ須磨寺に、平敦盛の愛した笛

が残されているそうです。

 

そんなエピソードを聞くと、やはり木下闇

とは、どこか寂しげな哀しげな表現が似合

うのかも知れません。

 

夕にあらず 闇夜にあらず 

 

涼しい、と云うよりも、冷んやり。

 

 

ほろほろと蝶こぼれ来る木下闇 富安風生

 

と云う句もありますが、今年も蝶の様な蛾

が大量発生を始めていました。

 

 

幼子を連れた親子が蛾を追い掛ける光景に

出くわしたのですが、旦那さんが奥さんに

 

「追え!掴め!!」

 

と煽っていました。

 

奥さん、さすがに「無理。噛まれそう」と。

 

こちらの白い蝶もどきは、こぼれ来る様な

情緒はありませんが、知らずに見ていると

神秘的にすら見えなくもない、かな。

 

   

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