ペットと飼い主さんを言葉でつなぐ
動物対話士®️ 上田 真一郎 です。
犬の衣を着た魂たちがわらわらしてます。
そんなお話の前半がこちら。 
この、魂の根源とミラーリング理論（理論と
言うほど大層なものでもないけれど、ちょっ
とそう名付けて見た）はとても分かりやすく
、実際に整合性も高いのですが、かく言う我
が愛犬はそれはお利口さんなのでしょう、と
聞かれると、それはもう、老も若もそろって
美犬聰明才色兼備その他諸々な訳です。
ただ、若い子の方。なずちゃん。
普段はとてもお利口さんで、例えば公園で僕
がスタッフの方と野鳥の話をしていると、ス
ッと、本当に音を立てるかのように無音で脇
におすわりをして待ちますし。
最近、先代たちが眠る動物霊園の合同納骨所
の場所が変わったのです。これまでは同じ建
物の中にあったのですが、今年から外の受付
のあった場所に移築されたので、あさんぽで
の霊園を廻るルートも変わったのです。
前回それをなず菜に教えたのですが、今朝は
ちゃんとそれを覚えていて先導してくれると
いうお利口さんぶり。
友達も多いし、文句のつけようが無いのです
が、実はこの世で二頭だけ、どうしても許せ
ない犬が存在しておるようで、姿を見るだけ
で豹変するのです。
優しく諭してもこれだけは直らない。
普段のなず菜を知る人がその姿を見たらびっ
くりしてしまいます。
近所のおばあさんなんかは
「この子、吠えるんですね！」
と驚きの表情を隠しません。
それだけが今の飼い主の悩みです。
なず菜の事じゃなくて、その犬の飼い主の振
る舞いが。
あれ？？あれれ？？？
問題は自分じゃない、と、ここまでは簡単な
話なのです。問題はその先。
なず菜はただ単に飼い主である僕の心根をそ
のまま表現していただけに過ぎないんです。
だからその時に注意しても、釈然としない顔
でこちらを見るんですね。
彼女の我の中に矛盾を生じさせているのは我
である。と。
然し乍ら、残念乍ら、そうそう簡単には変わ
れないのです、人間なんて。
よく、問題行動犬と世間から疎ましがられる
様な子を訓練に出すと、訓練師のいうことは
良く聞くけれども、訓練が終わって飼い主の
元に戻ると元の木阿弥だと聞きます。
これは、その訓練士がその子の日常の柵と関
係ないところでその子と接しているからなの
ですよね。
だから要は、ふたりが一番ストレスない状態
で居られる様に努めるだけで良いんだと思っ
ています。
だって天使でも聖人でもないのから。
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