ペットと飼い主さんを言葉でつなぐ
動物対話士®️ 上田 真一郎 です。
後悔とは、過去の行為を解釈することである
、と言う。自らの意図的、或いは、非意図的
な行為に対して激しく後悔している場合、起
こってしまった事をあたかも事前に予測する
ことが出来、自らが他の選択肢を選択してい
さえすれば、より良好な結果を得られたと思
いがちである。
この事が喪失感、ロスの本質だと思います。
後付けの後悔はあくまでも結果論であり、そ
の瞬間瞬間に貴方が選択した事を悔いる必要
はないと言うことだけは明白です。
ただ、なぜ後悔するのかと言う問いに関して
は簡単明瞭な答えがあります。
そこには愛、純粋で深き愛情があったからこ
そ後悔の念を生じてしまうのです。
後悔したくなければ愛さなければいいのです。
でもそれでは悲しすぎる。
笑って送りました、なんて目指す必要なんて
ないと思っています。
送ったのちに、リスペクトを込めて笑って話
せることと、笑って送ることは別の話。
なぜかそんな事を満員のバスに揺られて考え
ていました。
聖路加国際病院名誉院長の日野原先生の言葉
が改めて心に沁みます。
貴方は今、悲しみの真っ只中にいて、一生自
分は笑う事がないと思っているかもしれませ
ん。
でも、僕達人間には、時間が掛かっても必ず
悲しみを乗り越える力が備わっています。
綺麗な花を見たり、
素晴らしい音楽を聴いたり、
友達と心が通じ合えたり、
そんな癒しの恵みを味わう事で、生きていて
よかったなと思える瞬間が必ずやってきます。
その時を信じて待つのです。
先生は聖書の一文を引用されました。
神は超えられない苦しみは与えない。
そしてその中で逃れる道を与えてくださる。
ドアを一つ閉ざすたび、窓を一つ開けておく
開けられた窓からは一条の光が見えます。
光明。
宇宙もキリスト教も仏教も、光を大切にして
きました。闇があるからこその光。
そんなことに想いを馳せると、闇があるから
こそ、想像力を養う事が出来たのだと思うの
です。
時代の進歩で暗闇が明るく照らされれば照ら
されるほど、優しい闇でなく、最も危険が危
ない闇を生んでしまったのかも知れません。
それでも忘れてはいけないのは光なのです。
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