少年A
最近はめっきりFacebookになったので久しぶりの更新になっちゃった。
ご心配なく!元気に仕事&育児を楽しんでおります~♪
で、いきなり重たい本の感想になっちゃうんだけど…。
↑この本を読んでみました。
神戸の事件の加害者の親が出版した本です。
なんでいきなり!?って感じだけど
ネットでたまたま見つけた少年Aの供述調書を読んで
淡々と冷静に事件の詳細を語る様子に背筋かゾッとした。
思春期で難しい年頃なんだろうけど、到底理解ができなかった。
人の子の親として、少年Aはどうしてこうなってしまったのか
知りたいと思った。
読み終えていくつか気になったところがあった。
少年Aが幼少の頃、イタズラをして両親に怒られて
怒られた恐怖から意味不明なことを話して怯えていた…という時に、
母親が精神科へ連れて行って診てもらったという事。
子どもを進んで精神科へ連れていくのかなぁ…。
実際、少年Aは自分が異常者だと思い込んでいるフシがあるらしい。
裁判の過程での精神鑑定は全くの正常者。
それと、軒下からオノが出てきたり、サバイバルナイフを持っていたり
自室でタバコを喫煙していたという事があったらしいけど
両親が全く気がついていなかったり、不審に思っていなかったということ。
信用していた…というよりは、全く関心がないような感じ。
また年子で次男が生まれて、ほとんどそっちに手がかかっていて
少年Aが弟にちょっかいを出すので、母親がいつも怒ってばかりだったらしい。
程度にもよるけど、これには私にも身に覚えがあるかな。
全く普通の家庭だったのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
結局はこの本だけでは分からなかった。
だけど、最後の方に少年Aが語った言葉
「僕なんか生まれてこなければ良かったのに…」
親として本当に哀しくて辛い言葉。
子どもが成長して、生まれた意味について真剣に考える時が必ずくる。
「産んでくれてありがとー!」なんてことは期待しないが
少なくとも 愛されて育てられたってことだけは知って欲しい。
それは親のエゴだろうか。