大寒
最も寒気が厳しい時候
江戸時代の暦では、大寒の時期を「冷ゆることの至りて甚だしきときなればなり」と説明し、寒気が極まる様子がわかる。
寒気で引き締まっているため、「寒の内」の水は腐らないとされていた。
そこで昔から味噌や醤油、酒造りなどに利用されてきた。
これが「寒仕込み」といわれるものである。
1月20日~24日 大寒初候
款冬華
ふきのはなさく
寒さが厳しい中にも、蕗の薹がつぼみを出す時候。
1月25日~29日 大寒次候
水沢腹堅
さわみずこおりつめる
沢の水が氷となり、厚く張りつめる頃。
1月30日~2月3日 大寒末候
鶏始乳
にわとりはじめてとやにつく
春の気を感じて、鶏が卵を産み始める頃。
サロンSerendipity